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AI PC「ProArt PX13(HN7306)」はジャストA4サイズにRyzen AI 9とGeForce RTX 4070 Laptopを詰め込んだ意欲作だった

ITmedia PC USER / 2024年8月16日 17時5分

 スピーカーは1W×2という構成で、ゲームや映画などエンターテイメントをしっかり楽しめる音質と音圧を確保している。「Dolby Atmos」にも対応しており、コンテンツに応じたサラウンドサウンドを楽しめる。

●打ちやすいキーボードと多機能タッチパッドを搭載

 コンパクトなボディーが特徴の本機だが、キーボードは十分な大きさのものを備えている。キーの間にフレームがあるアイソレーションタイプで、キーピッチは実測で約19(幅)×18(奥行き)mmとなる。EnterキーやBackSpaceキーはやや細く、カーソルキーもやや小さめだが、打ちづらいというほどではない。キースイッチもほどよい反発で、タッチ感は良好だ。先述の通りCopilotキーも装備する。

 キーボードの手前には、約128(幅)×80(奥行き)mmと大きめのタッチパッドを装備している。パッドの左上には、ProArtシリーズではおなじみの操作ダイヤル「DialPad」を備えている。「Premiere Pro」のタイムライン操作や、「Lightroom Classic」の現像パラメーターの調整など、クリエイティブアプリの各種操作に活用できる。

●無線LANはWi-Fi 7対応 USB4端子も搭載

 ワイヤレス通信機能は、Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)対応の無線LANと、Bluetooth 5.4を標準装備する。有線LANを使いたい場合は、USB接続のアダプターを別途用意する必要がある。

 USB端子は、USB 40Gbps Type-C(USB4 Gen 3x2)が2基と、USB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2) Standard-Aが1基の計3基を装備している。USB端子はUSB PD(Power Delivery)にも対応する。その他、HDMI出力端子、3.5mmヘッドセット端子(ヘッドフォン/マイク兼用)、microSDメモリーカードスロットも備えている。

 ディスプレイ上部にあるWebカメラは約207万画素で、顔認証用の赤外線(IR)カメラも統合している。なお、「Windows Studio Effects」によるカメラ効果は評価時点では利用できなかった。

●クリエイター向けの独自アプリとユーティリティーも充実

 本機には独自のローカルAIアプリ「MuseTree」が導入されており、テキストとスケッチ、アイデアマップを利用した画像生成が楽しめる。AIイメージモデルには「Stable Diffusion V1.5」が利用されており、Windows標準の「コクリエイター」よりも高品質な画像生成を楽しめる。

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