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AI PC「ProArt PX13(HN7306)」はジャストA4サイズにRyzen AI 9とGeForce RTX 4070 Laptopを詰め込んだ意欲作だった

ITmedia PC USER / 2024年8月16日 17時5分

 また、独自アプリとして、画像や動画などのメディアを解析して自動で分類してくれるメディアハブ「StoryCube」も導入している。

 これらのアプリは、ProArtシリーズ専用のユーティリティーアプリ「ProArt Creator Hub」からアクセスできる。ProArt Creator Hubには、色域モードの設定や色校正、DialPadの設定なども用意されている。

●「Ryzen AI 9 HX 370」のポテンシャルを一層引き出す設計

 ここからは、本機のベンチマークテストの結果を掲載する。MyASUSで設定できるオペレーティングモードは、特に言及がない限りは「パフォーマンスモード」として計測した。

 CINEBENCHのスコアは、ノートPCとしてはかなり突き抜けている。同じRyzen AI 9 HX 370を搭載した「ZenBook S 16(UM5606WA)」をさらに上回るスコアで、Core Ultra 9 185H搭載の「ROG Zephyrus G16(2024)」や、Snapdragon X Elite X1E-78-100搭載の「Vivobook S 15(S5507QA)」も上回っている。フォームファクターを考えると脅威的なパフォーマンスだ。

 オペレーティングモードを「ウィスパーモード」、画面輝度を50%に設定した上で、PCMark 10のバッテリーテスト(Modern Office Battery Life)を使ってバッテリー駆動時間を計測したところ、99%から2%(強制休止状態)になるまで「4時間19分」かかった。

●ゲームやクリエイティブアプリのパフォーマンスも上々

 外部GPUのパフォーマンスについては、同じGeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載するROG Zephyrus G16には及ばないものの、GeForce RTX 4060 Laptopを搭載する「ROG Zephyrus G14」は明確に上回っている。フォームファクターを考えると、本機はかなり健闘している。

 Premiere Proのレンダリング、エンコード(書き出し)、Lightroom ClassicのRAW現像出力、AIノイズ除去処理などでも良い結果を出しており、実際のクリエイティブアプリのパフォーマンスも上々だ。

●動作音や放熱も優秀

 小さなフォームファクターでこれだけのパフォーマンスを発揮する本機だが、放熱面でもかなり健闘している。

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