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なぜアドビが山形市内のラーメン店主を集めてセミナーを開催したのか? 参加者の満足度が高い理由

ITmedia PC USER / 2024年8月22日 17時0分

 SNSを使っている店舗は多数あるものの、その運用に課題を抱えていると店舗も88%と多い。課題を細かく見ていくと、「時間がない」という回答が36%と多かったそうだ。また、ポスターを自分で制作している店舗では51%が「費用がかかる」ことを課題として挙げている。その他、「(制作物の作り方やSNSの運用を)どのようにすれば良いのか分からない」ということも課題だ。

 今回のデザインワークショップは、このような背景があって開催に至ったのだという。

 吉原氏は「『まちの広作室』は、既に6カ所で行っており、好評を博している」と説明する。

 例えば下北沢商店街で実施した際は、ある中華料理店の店主はワークショップ前にはポスター制作など、「デザインのための費用がかさむ」と感じていたという。しかし、まちの広作室を受講した後、自分で撮りためた提供商品画像を素材として、Adobe Expressのスマートフォンアプリで写真を整えたり、文字を載せたり、背景をつけたり……といった感じでポスターやメニュー作りを「簡単に楽しく行えている」そうだ。

 単に楽しいだけでなく、「推したい商品を『人気No.1』として掲示することで、来店者の多くが注文するようになり、制作物が来店者にも響いているという実感がある」という感想も述べていた。

 吉原氏は「このように、Adobe Expressはちょっと方法を学ぶだけで楽しく簡単に使えるので、ぜひ今回のワークショップで皆さんにも使っていただきたい」と参加者に語りかけた。

●AIを活用した「Adobe Express」で“映える”制作物を!

 いよいよ「まちの広作室」の核心であるデザインワークショップの始まりだ。今回講師を務める北沢氏は、Adobe Expressアンバサダーでもある。

 北沢氏は、今日のお題について軽く触れた。

1. Adobe Expressについて

2. Adobe Expressでデザインを作る方法

3. アドビの画像生成AI「Adobe Firefly」について

 Adobe Expressには、多種多様なテンプレートや自由に使える素材集「Adobe Stock」を利用できる。そのため、きれいな制作物をすぐに作れること、また背景の削除や二次元コードの作成、動画のトリミングなどを簡単に行える「クイックアクション」があること、Adobe Fireflyではプロンプトを入力するだけで画像を作れることなどが紹介された。

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