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なぜアドビが山形市内のラーメン店主を集めてセミナーを開催したのか? 参加者の満足度が高い理由

ITmedia PC USER / 2024年8月22日 17時0分

 生成AIで作成した画像の商用利用の可否については、質問が多く寄せられるという。北沢氏は「Adobe Fireflyがトレーニング(学習)に利用しているのは、使用許諾を受けたAdobe Stock、オープンライセンス、パブリックドメインといったコンテンツだ。しかも、著作権やジェンダー、人種などに配慮して継続的に改善されている。生成物は安全だし、商用利用も行える」と解説する。

 今回はAdobe Expressを使ってデザインしていくが、めぼしい素材がない場合は、Adobe Fireflyを使って素材を作ることもできる。北沢氏はFireflyを使うことのメリットとして、次の5つを挙げた。

・素材を作る

・思いもよらないアイデアが浮かぶ

・イメージを膨らませる

・自分のスキルでは表現できないものを作れる

・時短になる

 北沢氏は特に、「思いもよらないアイデアが浮かぶ」の箇所では「そのまま使う必要はなく、プロンプトを入れて生成された画像を見て、こういうアイデアもあるのか、という気付きを得られる。それに沿った画像を作るなどして、クリエイティビティを発揮できる」と自身の経験を織り交ぜながら解説していた。

ステップ1:Adobe Fireflyの使い方をレクチャー

 前半は参加者に触ってもらいつつ、使い方を実演でレクチャーするというプロセスが取られた。まずはAdobe Expressに統合されたAdobe Fireflyの使い方だ。

 Adobe Expressのメニューの中から「生成AI」を選ぶとプロンプト入力の画面出てくるので、そこに例えば「観葉植物に囲まれた部屋 デスクとパソコン」と入力して「生成」ボタンをタップすると、ほどなくして雰囲気のある画像が生成された。

 また、画像で足りない要素を付け足す方法も紹介された。先ほどのプロンプトに言葉を追加するだけだ。

 その他に、「スタイル」や「構成」の追加方法も説明された。「スタイル」は生成画像の雰囲気を、「構成」は画面構成を思い通りにするのに有効だ。

 これには参加者たちも「おぉ」と感嘆の声を上げていた。

ステップ2:不要なものを削除/必要なものを追加する方法を伝授

 続いて、画像内で「不要なもの」を削除し、その部分を違和感のないように「生成塗りつぶし」で塗りつぶす方法が解説された。

 生成塗りつぶしのメリットについて、北沢氏は「せっかく良い写真を撮れたのに、『おしぼりが写りこんでしまった』とか『器が汚かった』という場合、これまでは写真を撮り直していたと思います。でも、Adobe Expressで生成塗りつぶしを使えば、それらをなかったことにできるので(撮り直す必要がないので)非常に便利です」と解説していた。

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