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白色ボディーに外部GPUを搭載! マウスコンピューターの「DAIV R4-I7G50WT-B」を試して分かった設定の妙

ITmedia PC USER / 2024年8月28日 12時0分

 映像出力はHDMIおよびUSB Type-CとThunderbolt 4がDisplayPort Alternate Modeに対応している。本体ディスプレイと合わせて最大4画面の同時出力が可能だ。

 電源端子を備えている通り、本機の充電は専用端子のACアダプター(出力は150W)を利用する。一方で2基のUSB Type-C端子自体はUSB PDに対応しているので、市販のUSB PD充電器(出力100W以上)を使った充電も可能だ。

 BTOメニューにも出力100WのACアダプターが用意されているが、「パフォーマンスと充電機能が制限される場合があります」という注釈があり、用途によっては充電時間が長くなったり、フルの性能が発揮されなかったりするので覚えておこう。

●クリエイティブ業務向けのCPU&GPU設定が性能にも現れる

 ここでGPU-Zのステータスに着目したい。次のパフォーマンス検証に関わってくるところだからだ。

 GPU-Zのスクリーンショットで注目してほしいのはブーストクロックの値だ。本機は1605MHzとなっている。NVIDIAのWebサイトでGeForce RTX 4050 Laptop GPUのブーストクロック仕様を見ると、1605~2370MHzなので、仕様内だが最も低いクロックの設定であることが分かる。

 パフォーマンスを求めるゲーミングノートPCなどでは、性能の高い2370MHzの設定を適用するものがほとんどだ。しかし本機では電力的に無理がある。GeForce RTX 4050 Laptop GPUの仕様のGPUサブシステム電力を見ると35~115Wで、CPUのCore i7-13620Hも最小保証電力が35W、ベースパワーが45W、最大ターボパワーが115Wだ。

 150WのACアダプターでCPUとGPU、両方が最大消費電力だったらオーバーしてしまう。本製品では最大150Wの電力を、(TDPに制限をかけて=クロックを落として)GPUとCPU、その他のシステム電力でシェアしているわけだ。

 こういった仕様を理解した上で、ベンチマークによるパフォーマンス検証を見ていこう。

 まずPCMark 10のOverallは7555ポイントだった。シナリオ別に見るとEssentialsが10561ポイント、Productivityが11310ポイント、Digital Content Creationが9796ポイントとおおむね1万ポイント前後となっている。

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