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新型Ryzen AI搭載の「ProArt PX13」はデスクトップPCの置き換えも可能なモバイルPCなのか? 試して分かった夢と現実

ITmedia PC USER / 2024年9月18日 12時0分

 全体的に「これでもか、これでもか」という声が聞こえてきそうな全部盛り仕様の中で、リフレッシュレート60Hzのディスプレイだけが惜しいです。クリエイター向けの「ProArt」は60Hzが基本ということでしょうが、ゲームはもちろん、一般用途でも制作用途でも、120Hzの快適性は無視できません。

 それに、せっかく上位機を買ったらいろんな用途に使いたいというのも人情だと思うので、そろそろ一歩踏み出しても良い頃合いな気がしますね。

 価格は同社直販のASUS Storeで42万9800円、GPUを一つ下の4060 Laptopにしただけのバリエーションもあり、そちらは29万9800円です。どちらにしても安くはないですが、この価格差ならば下のモデルの方が折り合うケースも多そうです。

●見た目も美しく多彩な用途に対応するボディー

 それでは外観や接続仕様を見ていきましょう。ソリッドでシックなデザインで、質感も良いです。

 底面は広いグリルの造形がありますが、吸気口として穴が開いている部分はそれほど大きいわけではありません。

 薄型と言いたいけどどうかな、と一瞬迷うぐらいの厚さ(約15.8~17.7mm)があるにはありますが、日本マイクロソフトの「Surface Laptop」と比べてもわずかに分厚いぐらいです。

 CPUやGPU、HDMIのブランドのロゴシールは普段はどうでもいいと思うことが多いですが、カチッときまったデザインの本機にはうれしくない視覚的ノイズになっています。もし自分が買ったならば真っ先に剥がすと思います。また今回は詳しくは書きませんが、本機のトラックパッドは、左上の部分がダイヤルデバイスとして使える機能も入っています。

 左右の側面には排気口と、USB4対応のUSB Type-C端子が2基、USB 3.2対応のUSB Standard-A端子が1基、HDMI出力端子、microSDメモリーカードスロット、3.5mmのイヤフォン端子、専用充電端子があります。USB Type-C端子からも充電はできます。

 付属のACアダプターは出力200W対応の大型なタイプで、ケーブル込みで実測値は567gでした。外付けGPU搭載機だと、システム電力100W超えでぶん回すような使い方をしながらでも十分な速度で充電していける容量が要求されるので、大きく重くなるのは仕方ないです。

 手元の出力100Wや65WのUSB Type-C充電器を接続してみると、容量不足の警告は表示されても充電はされていくので、モバイル用途なら小型の充電器を用意するのも手かもしれません。また、ディスプレイはコンバーチブル式のため、タブレットのように使ったり、テントスタイルのような設置にしたりすることもできます。

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