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PCやプリンタはまだまだ便利になる 着々とAI活用例を増やすHPが続々と新モデルを投入

ITmedia PC USER / 2024年10月1日 11時5分

 ロレスCEOは、AI時代でHPがどのようにユーザーを支援していくのか、以下の3つのポイントを挙げた。

・AIのパワーやインサイト、自動化を備えたプラットフォームの提供

・パーソナライズされた体験を提供可能にするスマートテクノロジー

・最良のコラボレーションが可能なチーム体験

 プラットフォームの提供については、同社が「Workforce Experience Platform」により、予測分析と自動化された環境のもと、27万台以上のデバイスを管理することで、CIO(最高情報責任者)やIT部門の負荷を軽減できるとする。

 スマートテクノロジーについては、例えば7月に発売された「Omnibook Ultra 14 AI PC」では、最大55TOPSのパフォーマンスを備えるNPUによって、オフィス文書の分析や会議の文字起こしやサマライズ、必要に応じてのコンテンツ生成などがオンデバイスで素早く行えるようになるという。本モデルはAMDの「Ryzen AI 300シリーズ」を搭載したモデルだが、同様にIntelの「Core Ultra 200Vプロセッサ」やQualcommの「Snapdragon Xシリーズ」など、CPU/SoCベンダーとの協業によるAI PC群も順次投入されており、ユーザーがニーズに応じて最適な製品を選べることも強みだとする。

 チーム体験については、境目のないシームレスなワークフローを実現するツール群の提供を図るという。今回の製品群にも、オンライン会議向けのビデオバー/ビデオ会議「Poly Studio」の最新モデルが含まれているが、NPUで強化されたPC群と合わせ、企業のコラボレーションを強化していくという。ロレスCEOは「結果として、ITマネージャはシステム保守のみならず、企業のデジタル変革にも集中できるようになる」とメリットを強調する。

 HPでは今後も、半導体メーカーやソフトウェアベンダー(ISV)との協業体制で積極的にユーザーを支援していく意向だ。

●GPU共有を可能にする「HP Boost」と AIを活用した生産性アップも

 生成AIにおいて、学習済みのモデルを利用するケースならCPU/SoCに統合されたNPUが効力を発揮する。しかし学習そのものの作業は、今なおパフォーマンス面でGPUの“独壇場”となっている。

 一方で、学習に利用できるレベルのGPUやメモリリソースを個々のPCに用意するのは、コスト面や可搬性の面からも現実的ではないケースもある。そこでHPが新たに提案するのが「HP Boost」だ。

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