「Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)」の既知の不具合まとめ【2024年10月4日現在】
ITmedia PC USER / 2024年10月8日 10時8分
●「Asphalt 8」で例外エラーが発生する
本バージョンを導入すると、Gameloftのカーレーシングゲーム「Asphalt 8(アスファルト8)」で例外エラーが発生し、アプリが応答しなくなる恐れがある。アプリを再起動すれば問題は一時解消するものの、抜本的な解消にはならない。
現時点においてAsphalt 8をインストールしてあるPCには、セーフガードホールドが適用されている。インストールアシスタントやインストールメディアを使った手動バージョンアップも推奨されない。
現在、MicrosoftとGameloftが問題解決に向けた作業を行っている。対処方法が決まり次第、改めて告知される予定だ。
●「Safe Exam Browser」が起動できない
本バージョンを導入すると、オープンソースアプリ「Safe Exam Browser(SEB)」のバージョン3.7以降が起動できなくなる可能性がある。SEBは、教育機関などにおけるCBT(コンピュータを使った試験)に特化したWebブラウザで、世界中で広く使われている。
現時点においてバージョン3.7以降のSEBをインストールしてあるPCには、セーフガードホールドが適用されている。インストールアシスタントやインストールメディアを使った手動バージョンアップも推奨されない。
現在、MicrosoftとSEBの開発者が問題解決に向けた作業を行っている。対処方法が決まり次第、改めて告知される予定だ。
●「Easy Anti-Cheat」がシステムを停止させる
本バージョンを導入すると、EPIC Games製アンチチートツール「Easy Anti-Cheat」を用いるゲームアプリを起動することでブルースクリーン(STOPエラー)が発生することがある。この不具合は、以下の条件を“全て”満たすと生じる可能性が高い。
・第12世代(開発コード名:Alder Lake)以降のIntel CPUを搭載している
・Intel vProプラットフォームを採用している
・2024年4月以前のEasy Anti-Cheatドライバを使っている
現時点において、上記条件を満たしているPCには、セーフガードホールドが適用されている。インストールアシスタントやインストールメディアを使った手動バージョンアップも推奨されない。また、当該PCにおいて「メディア作成ツール」を使うと警告も出るようになっている。
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