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日本HPの「OmniBook Ultra Flip 14」は、GPT-4を実質無料で使えるCore Ultra 200V採用のAI PCだ! 20万円切りのQualcomm搭載モデルも追加

ITmedia PC USER / 2024年10月5日 7時5分

 その名の通り、この機能は会議ツールの開発を担う「Poly(ポリ)」部門の協力のもとに開発されている。主な機能として「光量/フォーカスの自動調整」「背景ぼかし/バーチャル背景の追加」「補正フィルターのリアルタイム適用」オートフレーミング」などに対応している。

 処理にNPUを使うことで、CPUやGPUへの負荷を軽減し、消費電力を削減できるため、長時間のビデオ会議でもPCの性能低下やバッテリー持続時間への影響を最小限に抑えられる。本機能は基本的にアプリに依存しないため、「Zoom」「Microsoft Teams」「Skype」「Google Meet」など、さまざまなコミュニケーションアプリで有効だ。

●法人向けモデル並みの高度なセキュリティ機能を搭載

 OmniBook Ultra Flip 14では、HPの個人向けPCとしては初めて「HP Wolf Security for Consumer」を搭載している。名前で分かる人もいるかもしれないが、これは同社の法人向けPCに搭載されていたセキュリティソリューション「HP Wolf Security」を個人向けにアレンジしたものだ。

 その“源”となるのが「HP Endpoint Security Controller(ESC)」だ。これは物理的に隔離され、暗号で保護されたハードウェアベースのマイクロコントローラーで、OSの下位レイヤーに位置している。

 このESCを使って提供される「HP Sure Start」は、UEFIに改ざんがないかどうかをハードウェアベースでチェックする。もしも改ざん(不正な状態)が検出された場合は、自動的に正常なUEFIを書き戻すようになっている。

 HPは、AI機能の普及に伴って個人データの活用が進むことで、個人向けPCにおいてもセキュリティとプライバシー保護の重要性が増すと考えているという。そのニーズに応える形で、コンシューマーモデルにもWolf Securityを搭載することにしたという。

●「新しいAI PC」を積極的に投入する日本HP

 HPでは、5月以降に発表されたPC(ゲーミング製品を除く)に新ブランドルールを適用している。それに併せて、Copilot+ PCの要件を満たすモデルには新しいマーク「HP AI Helix」を付与している。これはDNAのらせん構造をモチーフとしており、「AIのDNAをPCに組み込む」というコンセプトを表しているという。

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