転換期を感じさせる「GoPro HERO13 Black」と、小さくてかわいい「GoPro HERO」を試す
ITmedia PC USER / 2024年10月8日 12時5分
●GoPro HERO13 BlackとGoPro HERO、サイズの違い
単体の写真だとGoPro HEROの小ささが分かりにくいかもしれないため、2台のGoProを並べてみました。一回り小さくなっているという感覚が伝わるでしょうか。
物理ボタンの操作は共に同じです。側面のボタンを長押しして電源を入れ、同じボタンを押してモードを切り替え、上部のシャッターボタンで録画開始/停止します。
画面内のメニューは、デザイン/UI共に同じ系統でまとまっていますが、GoPro HEROはかなり簡略化されました。シャッタースピードなどを細かく設定することはできません。
画面が小さくなっているぶん、タッチ操作が厄介かなとも思っていたのですが、いい意味で肩透かし。定められた設定のまま、手軽に撮影できるようにチューニングされています。
●日中のブレ補正・どちらのモデルも優秀
撮影データから最新のGoProクオリティーを確認してみましょう。まずはGoPro HERO13 Black(5.3K/60fps)で撮影した動画からご覧ください。独自の手ブレ補正機能の最新バージョン「HyperSmooth 6.0」は前モデルから採用されましたが、筆者の記憶に間違いがなければ、従来通りの十分有能だと感じる強力な補正力を発揮しています。
なお、年額1万6000円のサブスクリプション「Premium+」に登録すると、専用アプリの「Quik」(iOS、Android、macOS)上で、HyperSmooth Proという後処理機能を利用できます。さらなるブレ補正スキルが欲しいなら課金をお願いします、ということなのでしょう。
一方で、本体内手ブレ補正機能を持たないGoPro HEROですが、Quikアプリに撮影データを読み込ませた上でHyperSmooth(バーション表記なし)が利用できます。この動画は4K/30fpsで撮影したファイルを後処理で補正したものとなりますが、画質差はあれど、ブレ補正力はGoPro HERO13 Blackと同等といえますね。
●夜間のブレ補正・GoPro HERO13 Blackの本体内ブレ補正機能が生きる
シーンが一転して夜間撮影となると、GoPro HERO13 Black(4K/60fps)のアドバンテージが前に出てきます。撮影時に動きをリアルタイムで予測しながらブレ補正を行うHyperSmooth 6.0のおかげで、店の看板などの光源が入っても、歩いているときの縦ブレが目立ちにいです。
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