転換期を感じさせる「GoPro HERO13 Black」と、小さくてかわいい「GoPro HERO」を試す
ITmedia PC USER / 2024年10月8日 12時5分
対してGoPro HERO(4K/30fps)の映像は、古い世代のGoProや、ブレ補正機能を持たないスマホの夜景動画のように、歩いているときの振動が画質に大きく影響して、にじみます。夜景撮影で使うなら三脚類に固定して定点で撮る、ということを意識したいですね。
GoPro HERO13 Blackはさらにリニア+水平ロック設定で撮影することで、さらに光源ブレを低減できます。なおこの動画(新宿・歌舞伎町で撮影)で映っている看板の電球や蛍光灯、ネオンがくたびれているものがあるのでしょうか。アンチフリッカー機能を使ってもジリジリと映像がにじんでいますが、高性能なGoPro HERO13 Blackでもフリッカーを消しきれないことがあると判断しましょう。
●フルHDの10倍スロー・積極的に使いたくなる画質
スローモーションの効果は1080p/240fpsの動画ファイルでご確認ください(720p/400fpsのバーストスローモーションは動画ファイルが壊れていたようで、検証できませんでした)。
なお、この動画はQuikではなく、1080p/240fpsの動画ファイルをPCに転送し、Premiere Pro CCで24fps(10倍スローモーション)に変えています。12秒以降はすべてスローモーションとなっています。
スマートフォンでも1080p/240fpsの動画撮影ができるモデルはありますが、ヘビーデューティーなシーンでも使いやすいアクションカムゆえに、撮影の幅を広げてくれる機能としてプッシュできますね。
●マクロレンズモッド・最短撮影距離は11cm
GoPro HERO13 Blackにマクロレンズモッドを装着して撮影してみました。もともとGoProはパンフォーカスで撮影するカメラであり、オートフォーカスは搭載されていません。そこにマクロレンズをつけることになるわけですから、無望遠にはピントが合わなくなる...ということを覚えておきたいものです。そうしないと、次のような動画になります。
マクロなシーンからドローンのような映像になるかなと思ってGoPro HERO13 Blackを装着したアーム付き三脚をぶん回してみましたが、ピントが合っているのは葉が密集しているところのみ。なおマクロレンズモッド装着時は最短11cmから最長75cmの範囲にしかピントを合わせられません。しかも手動です。
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