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最大36W出力、実売1.5万円のモニタースピーカー「Edifier MR3」をチェック 本格派だがライトユースにも優しく見た目も美しい

ITmedia PC USER / 2024年10月24日 12時10分

 スピーカーはイヤフォンと違って耳から離れた場所に置くものだ。スピーカーの設置位置によっては聞こえ方が微妙に違ってくる。

 メーカー公式サイトでスピーカーの位置とリスニングエリアに関するアドバイスも記載されているが、このアドバイスに従ったとしてもスピーカーを設置する部屋の状態は人によってバラバラだ。

 そのため、各部屋の状況にあわせて音響のチューニングがアプリ上から実施できるようになっている。

 例えば、「低音域周波数のカットオフ」機能は指定した周波数より低い周波数の音を、設定した減衰量で減衰(カットオフ)できるようになっている。

 スピーカーは再生できる周波数の範囲によって得意不得意や音質に大きな差が出てくることがある。例えば高音域が目立つ音楽を聞く際などに、特定の低音域周波数以下の音を減衰させることで、より良い音楽視聴体験を実現させることもできる。

 「音響空間」では、スピーカーの設置場所によって、低音を効かせるためのチューニング設定が可能で、部屋の中央にスピーカーを置く場合は0dB、部屋の隅に置く場合は-4dBに設定することで、低音域の音をより聞きやすく調整できるようになっている。

 さらに、「デスクトップコントロール」機能では、スピーカーを大きなデスクなどに設置した際、物体が前方にあると特定の周波数帯の音が大きくなることがある。この影響を緩和する機能のオン/オフも設定できる。

 筆者はそこまで音響回りに詳しくないため、掘り下げた説明がかなわなく恐縮だが、実売1万4980円のスピーカーとは思えないくらい、事細かな調整ができる本格的なモニタースピーカーとして仕上がっていると感じる。

 イコライザーの設定や、空間オーディオの設定であれば、最近の製品で実装されていることも多くなってきたが、スマホ上でここまで細かく設定できるものは今まで見たことがない。

●24bit/96kHzのハイレゾオーディオ認定済み

 MR3は機能面の充実さだけでなく、24bit/96kHzのハイレゾ音源を正しく再生できるスピーカーとして外部認証を受けている。

 ただし、あくまでHi-Res AUDIO認定のみで、「Hi-Res AUDIO WIRELESS」の認証ロゴは特に見当たらない。とはいえ、BluetoothのLDACコーデックに対応していれば、ハイレゾ音源を流すことでHi-Res AUDIO相当の視聴体験を得られるようになるはずだ。

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