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カスタマイズで左手デバイスにもなる東プレのテンキー新モデル「REALFORCE RT1 Ten Keyboard」を試す

ITmedia PC USER / 2024年12月3日 11時0分

 マクロの割り当てでは、ExcelやWordにある「マクロの記録」のような「キャプチャ」機能があるので作成しやすいだろう。マクロを設定したい「M1」~「M8」をダブルクリックし、マクロ名を分かりやすいものに変えたら、「キャプチャ開始」ボタンをクリックして通常のキーボードから入力していくだけだ。

 とはいえ、48イベント分しか記録できないので、当初、筆者が予定していた“ネストした関数の入力”や“住所の入力”などは難しいようである。

 設定が終わったところで、閉じるボタンでRT1テンキーのキーマップ入れ替えを終了し、REALFORCE CONNECTソフトウェアも閉じておこう。

●RT1テンキー本体に保存されるキーマップ

 RT1テンキーは、機能に制限があるもののMacにも対応している。制限されるのは同時押しできるキー数が限定されるNキーロールオーバー(こちらは試したところ、6キーが上限のようだ)と、デフォルトではNumLockのオン/オフが機能せず、常に数字のみを入力することなどだ。

 しかし、「00」キー単体で「00」を入力すること、「Fn」キーとの組み合わせで「000」を入力できることなど、前モデルから改良されている。

 また、全てではないがWindows PCで設定し、本体内に保存したキーマップを使うこともできる。さっそくMacに接続して試してみよう。

 ショートカットキーは、「Ctrl」+「C」「Ctrl」+「X」「Ctrl」+「V」など一般的なものであっても、動作するアプリとしないものがあった。例を挙げると、macOS純正のメモ帳アプリでは使えなかったが、Chrome内で開いたGoogle スプレッドシートでは使うことができた。Windows専用の「Win」+「Shift」+「S」や「Alt」+「PrintScreen」はどのアプリでも使えなかった。

 REALFORCE CONNECTソフトウェアはmacOS版も用意されているので、Macで使う場合は専用のキーマップセットを作っておいた方が良さそうだ。

 マクロ機能では、3キーを押すだけというシンプルなものを登録していたからか、こちらは問題なく動作した。後はそれぞれのPC(WindowsもMacも)に「めあど」にメールアドレスを辞書登録しておけば、長い文字列でも3回のキー操作で入力できるようになる。

●テンキーだけでなく“左手デバイス”としても便利に使える

 OS間での制約はあるものの、複数のPCを使っているユーザーであれば、同じ操作で作業できるので便利に使えるだろう。Adobe Photoshopなど、ショートカットキーを多用するアプリのユーザーであれば、“左手デバイス”としても重宝しそうだ。

 刻印の消えないキートップ、1億回以上のタイプに耐えるキースイッチで、使う人より長持ちしそうだ。実売価格は1万3200円とテンキーとしては高価に感じるかもしれないが、いったん手に入れて、使いやすくカスタマイズし、指が慣れたら、これからのデジタル人生の相棒になり得る入力デバイスなのだ。

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