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「GeForce RTX 5090」を速攻テスト! 約40万円からだが“異次元”のうたい文句はダテではない ただし電源容量と冷却面に注意

ITmedia PC USER / 2025年1月24日 0時0分

高負荷グラフィックス×DLSS 4のパフォーマンスは?

 GeForce RTX 50シリーズにおいて、特にゲームシーンで利用したい機能といえばDLSS 4だろう。

 これまでのGeForce RTXシリーズでも、DLSSの恩恵は大きかった。ワンランク上の解像度のディスプレイと組み合わせた際に、重量級のゲームタイトルであっても十分に遊ぶことのできるフレームレートを実現する「PCゲームの救世主」ともいえる。

 そこで今回、NVIDIAから提供された3DMarkの「DLSS 4 Feature Test」と、「Cyberpunk 2077」のDLSS 4対応版(共にβ版)を使い、GeForce RTX 5090におけるDLSS 4の“威力”をチェックしてみよう。なお、このパートのテストはGeForce RTX 5090でのみ実施している。

【3DMark DLSS 4 Feature Test】

 3DMarkのDLSS 4 Feature Testは、Port Royalをベースとしたベンチマークテストで、4K出力を前提に「2倍」「3倍」「4倍」のアップスケール時の平均フレームレートをを計測できる。当然、倍率は低いほどネイティブ解像度(実際の描画解像度)に近づくので、負荷は大きくなる。

 オリジナルのPort Royalと、超解像利用時の平均フレームレートは以下の通りだ。

・Port Royal(等倍):154.74fps

・拡大率2倍:246.06fps

・拡大率3倍:339.73fps

・拡大率4倍:416.16fps

 ある程度“決め打ち”のシナリオでのテストとなるため、「DLSS 4の効果は大きい!」と結論付けられる結果になるのは、ある意味で当然だ。ただ、拡大率4倍(フルHD→4K)のアップスケーリングだと平均400fpsを超えるのは驚きだ。さすがに、ここまでの表示スペックを備えるディスプレイはまだない。

 ある意味で、GeForce RTX 5090はまだ見ぬ4K/400Hz超のディスプレイを待っている状況といえるのかもしれない。

【Cyberpunk 2077 with DLSS 4】

 Cyberpunk 2077では画質設定を「レイトレーシング:オーバードライブ」とした上で、フルHD/WQHD/4Kの3解像度で出力した際の平均フレームレートを計測した。

 現行最新アプリ(DLSS 3まで対応)では「DLSSオフ(ネイティブ解像度)」と「DLSSオン(=DLSS 3相当)」を、DLSS 4に対応するβアプリでは「DLSSオン(=DLSS 4相当)」の拡大率「2倍」「3倍」「4倍」でチェックを行った。現行最新アプリではフレーム生成を、βアプリではマルチフレーム生成を有効化している。

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