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現役の情シスが考える、KDDIのビジネスPC向け“月額費用なし”データ使い放題サービス「ConnectIN」の強み

ITmedia PC USER / 2025年2月4日 12時40分

・リモート管理の確実性向上

・セキュリティの向上

・従業員から見たメリット

・利便性の向上

経営層から見たメリット

 ConnectIN自体は1月21日から提供開始されたものの、実は2023年11月からKDDIと日本HPが先行で協業しており、データ通信5年間無制限で利用できるeSIMをPC本体とセットで販売する「HP eSIM Connect」というサービスを提供している。

 日本HPによると、「HP ProBook 445 G11(4G LTE)」を例に取り、PC本体と5年間の通信費をそれぞれ別で支払った場合と、HP eSIM Connect対応モデルを購入した場合とで、5年間に掛かる1台あたりの費用を試算している。

 試算結果を見てみると、PC本体と5年間の通信費をそれぞれ別で支払った場合、合計で約60万円の費用が発生するのに対し、HP eSIM Connect対応モデルの場合、なんと本体購入費の19万円の費用しか発生せず、費用を約1/3に圧縮できる効果があると示されている。

 さらに、モバイル回線の費用が本体代金に含まれていることから、年度の通信費の予算化が不要となるため、予算管理の大幅な簡略化を見込める。

 加えて、従業員が場所にとらわれず、安定したネット接続環境を得られるため、従業員全体の生産性向上が見込めるという点も非常に大きい。

情シスから見たメリット

 続いて、情シスから見たConnectINのメリットを深掘りしてみよう。従来であれば、PC本体とモバイルルーター、あるいはPC本体と物理的なSIMカードをそれぞれ分けて管理する必要があった。

 そのため、例えばPC本体の管理とは別にSIMカードの管理が必要となる。SIMカードのサイズ自体が小さく、個別で管理番号を記載する事も難しい。かといってICCIDで管理するとなると、桁数が非常に多いことから現実的でない。

 しかし、ConnectINであればPC本体にeSIMとしてモバイル回線がひも付けられているため、従業員へのSIMカード配布や紛失対応にかかるモバイル回線の管理負荷、管理すべき資産の数が減るといったことから、負荷の低減を図れる。

 業務用のビジネスPCを管理する場合、MDM製品などのPC管理ソリューションを導入している企業がほとんどだが、インターネットにアクセスできない環境では、リアルタイムにPCを管理できないという課題が発生する。

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