1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

朝ドラ「虎に翼」制作統括・尾崎裕和さんロングインタビュー《前篇》俺たちの轟(戸塚純貴)は当初から同性愛者と設定 同性婚の話は「必然」

iza(イザ!) / 2024年8月30日 12時0分

――だからこそ原爆が落ちた瞬間や、玉音放送をあえて描かなかった?

「結果的に、ですかね。原爆については東京にいた寅子には目撃できないし、情報もどの程度入ってきたかということもあります。玉音放送についてもいろんなシチュエーションがあったと思うので、今作では描かなくていいのではないかという判断になりました。最初からオミットする考えだったわけではなく、構成していくなかでそうなりました。戦争の時代を描くよりも、戦後の、戦争を引きずってる人たちを描くことを選択しました」

―――女性の生きづらさを描く物語としてスタートしたと思うんですが、中盤に来て、戦争を深堀りするエピソードが多い印象を受けました。ここまで戦争にフォーカスしていく狙いは?

「女性の生きづらさというテーマは幹としてずっとありますが、そこから広がっていってるというか。戦争によってもともと社会的に不利だった女性がもっと弱い立場になると思うのですが、男性もまた戦争で苦しんでいて問題が広がってくる。さらにドラマが進んでいくと、玉(羽瀬川なぎ)が戦争で障害を負って車椅子で暮らしているというように、さまざまな人が苦しみ傷ついていると、広げて描いていっています。今作に限らず、戦間期を挟む朝ドラではしっかり描いてきたテーマで、それは何回描いてもいいものだと思うし、2024年時点で戦争を描こうとした結果こういう形になったということですね」(つづく)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください