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《震災30年》朝ドラおむすび、イチロー…WEBメディアにできること

iza(イザ!) / 2025年1月17日 14時33分

一方で16日には、日米通算4367安打の大記録を持つイチローの野球殿堂入りが発表された。奇しくも震災30年の前日に、野球人にとって最高の栄誉を手にしたことになる。当時イチローが所属したのは神戸市に本拠地を置いていたオリックス。1995年、「がんばろうKOBE」を合言葉にチームをリーグ優勝に導くと、翌96年には日本一となり、イチローは文字通り復興の象徴となった。サンケイスポーツによると、イチローはこう語っている。

「一被災者として経験した思いを子供たちに伝えていけたらなと思っています。そして、これからも自分なりに進んでいく姿が誰かのきっかけになったり、支えになったり、そんなふうになれたらいいなと」

先程、「風化」は恐ろしい―と書いた。それは震災の記憶が薄れることで、「備える」こと、つまり防災意識や防災行動に支障をきたすからだ。さらに、行政など各所へのメッセージも弱まることで有形無形の援助が減っていくことも危惧される。

そうした意味で、冒頭のおむすびの台詞や安医師が残したメッセージ、イチローの言葉は風化を防ぐ強烈なメッセージだ。イザ!はこうしたエンタメやスポーツ、グルメの情報を通じて、今後もこうしたメッセージを伝え続けていく。

阪神大震災から30年、東日本大震災から14年。いずれの地も「あの日」を知らない世代が増えてきた。残念ながら、風化は防ぐことはできない。だが、伝え続けることで風化の「速度」を落としたり、緩やかにすることはできる。イザ!を運営する者の一人として、それが私たちメディアに課せられた一つの役割だと信じている。

(産経デジタル コンテンツプロデュース部長・田端素央)

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