Switch後継機、任天堂社長が初めて明言 発表は今年度中だが…発売まで待たされそう？ファンやきもき

任天堂ショップ直営店＝京都府京都市の京都高島屋

任天堂の古川俊太郎社長は7日、今年度中に家庭用ゲーム機「Nintendo Switch（ニンテンドースイッチ）」の後継機に関する発表をすると明らかにした。後継機についてはメディア各社の報道が先行していたが、任天堂が公式に言及したのは初めて。SNSではさっそく新ハードの名称や発売時期の予想合戦が始まっている。

任天堂の公式X（旧ツイッター）アカウントは7日午後、「社長の古川です。2015年3月にNintendo Switchの存在を公表して以来9年ぶりにSwitchの後継機種に関するアナウンスを今期中に行います」と投稿。あわせて、6月実施の新作ソフトを紹介するインターネット番組「Nintendo Direct（ニンテンドーダイレクト）」では後継機に関する情報を公開しないとしている。

この発表を待ち望んでいたゲーマーたちが沸き立ち、「Switchの後継機」「次世代機」「ニンダイ（ニンテンドーダイレクトの略）」などの関連ワードがXのトレンドに入った。新ハードの詳細は分かっていないが「Switchの後継機種」と明言されたことから「名称はSwitch2ではないか」「携帯ゲーム機と据え置きゲーム機を兼ねるSwitchのコンセプトを引き継ぐはずだ」「現行機との互換性はあってほしい」などと予想と期待が入り交じるコメントが多数見られた。

また、「Switchの公表が2015年3月で発売は2017年3月だったから、後継機も発表からしばらくは待たされると考えるべきか」と気を揉む意見もあった。Switchに関しては当時の社長だった岩田聡氏（故人）が15年3月17日、DeNAと提携してスマートフォン向けゲームアプリに参入すると発表した共同記者会見で「（スマホゲームに参入しても）任天堂はゲーム専用機への情熱を持ち続ける。まったく新しいプラットフォームのNX（コードネーム、現Switch）を開発中だ」と明かし、約2年後にあたる17年3月3日に発売した経緯がある。