日曜劇場「御上先生」松坂桃李を「つかみどころのない」先生に プロデューサーが明かす企画経緯

『半沢直樹』で半沢と近藤、渡真利の同期3人の関係があのドラマを支えていたように、この槙野の役は大切だなと思い、岡田さんにお願いしました」

――第1話では御上先生と生徒たちの間にヒリヒリ感がありました。今後もこうしたテイストになるのでしょうか？

「ヒリヒリ感は持続していきます。そこに生徒たちが御上先生から何を受け取って、自分たちが一歩前進していくというふうに物語が進んでいきます。最初は御上先生が生徒たちの前に現れ、問いを発して、それに対してみんなが考えていく。徐々にみんなが主体的にクラスを運営していくように変わっていきます。ただ、学校が教室や日本の象徴として描かれていく点は、最後まで続きます」

――最後に1話に向けて、見どころを教えてください

「考察やメッセージもありますが、ただ面白いドラマにしたくて、次のエピソードを見たくなるドラマだと思っていただければうれしいです。今回は教育を通して、生きることや社会のことを伝えているので、自分の中で考えたり、誰かと話してもらえる1話になればいいと思います。

また、当日のオンエアで主題歌が解禁されるので、そこも楽しみにしてもらいたいです」