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[遠藤功治]【早期の提携模索も選択肢に】~大手自動車会社の決算と今後の課題 三菱自動車工業 2~

Japan In-depth / 2015年7月14日 23時0分

R&Dの大半は人件費です。人数が不足していれば、R&D費は使いたくとも発生しない訳です。勿論、中途採用ということで、盛んに外から人材登用もしているとは思いますが、現在、他の自動車メーカーも積極的に中途採用を拡大しています。思ったようなスピードで、優秀なエンジニアが集まっていない感じがあります。

一つ明るい材料は相川新社長でしょう。昨年、益子会長から社長職を禅譲された訳ですが、社内での評判は非常に高いと聞きます。根っからのエンジニアで、小職もマンツーマンで、発表前の電気自動車i-MiEVの説明を熱心に聞いたことがあります。不祥事が続き、ダイムラーなどとの提携失敗、三菱ふそう切り離し、その後、三菱商事から送られた益子会長が、銀行・商事・重工の三菱グループ大株主達の支援を受け、バランスシートの大手術も含め立ち直らせた三菱自。相川社長への交代で次の段階に入った感はありますが、現実の成果が見えてくるのはまだ先でしょうか。株価はこの1年間、1,000前後でぴたりと張り付き横ばい推移、市場はまだ将来を計りかねている、そんな印象です。

(この記事は(【プラグインハイブリッド車が鍵】~大手自動車会社の決算と今後の課題 三菱自動車工業 1~ の続きです。本シリーズ全2回)

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