[山田厚俊]【石破氏支援別動隊、再結成検討】~今後の政局の序章~
Japan In-depth / 2015年11月3日 23時48分
自民党内で、9月に解散した「無派閥連絡会」が再結成を検討しているのだという。同連絡会は元々、2013年に石破茂地方創生担当相に近い議員約30人で結成された。しかし、9月に石破派「水月会」が結成されたのを機に解散となった。
同連絡会は、石破派に合流しなかった浜田靖一元防衛相や小此木八郎党国対委員長代理ら約10人で結成され、石破氏支援の別動隊になるとの見方がある。
永田町関係者は語る。
「今の石破派は衆参合わせて20人。こちらに合流しなかった元連絡会のメンバー約10人が、次期総裁選に名乗りをあげる石破氏を支える別動隊となりそうです」
とはいえ、石破氏は先の総裁選で早々に出馬しないことを宣言し、内閣改造でも留任人事を受け入れたことで顰蹙を買ったご仁だ。党内での評価も高くない。果たして、次期総裁への階段を踏むための援護射撃となりうるのか。
重要閣僚を歴任した、ある自民党OBはこう語った。
「今の自民党は、安倍晋三首相に従うだけの党になり下がっている。このままでは、日本国自体が沈没する。一方で、野党はご覧の通りのありさまで、野党再編は待っていてもこない。ならば、自民党内で保守本流派閥を作り変えて、来たるべき2大保守政党制に備えることが賢明だ。この動きは、その第1弾だと見ていい」
なんと今回の動きは、自民党というコップの中の勢力争いではなく、今後の政局の決め手になる動きの序章だと指摘するのだ。そのウラには、何人かの大物議員や大物OBの姿もチラホラ見える。
「安倍首相退陣後は、経済も国際関係もどん底が予想される。次の首相は誰がなっても大変。小さな権力争いではなく、政治体制を根本から変える気概がなくてはいけない」(前出・自民党OB)
果たして、停滞続きだった政治が動き出す日は近いのか。
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