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都知事選 小池百合子氏インタビュー 議会のドンに牽制球

Japan In-depth / 2016年7月11日 8時29分

 

小池:そうですね。まあそれも2020年に向けて整備を急がなくては行けませんし、又、そうはいっても、大きなインフラを整えて行くというのはそう簡単じゃなくて、山手トンネルができるのに50年かかってるでしょ?

 

安倍:外環も今やってますけどね。

 

小池:ですからスピードアップ化はもうこれは必然ですよね。それからあと、ユニバーサル化というのは、これはもうパラリンピックの開催というのは良いチャンスというか目標になりますね。

 

安倍:EVの普及とか、FCVとか。山手線内走る車は全部エコカーにするとか、外国の方が来た時にインパクトのあるまちづくりみたいなのを期待したいですよね。

 

小池:そうですね。もうそれは当然だと思っています。

 

安倍:財政問題のなかで法人事業税が地方に持っていかれちゃってるじゃないですか。2020年以降、景気が頓挫するんじゃないかっていう見込みも長期で出ていますね。30年で日本の成長率がゼロになるというシンクタンクの予測もある中で、やっぱり財政収入がだんだん逼迫してくるんじゃないかという懸念もありますけど。

 

小池:それはね。都の資産、財産っていうものは結構あるんですよね。

例えばロンドンのシティっていうのは、様々な国家が管理している企業の株ですね、これを売ったり、それからコンセッションの形をとったりして、それでシティってのは大きくなった。膨らんだというかな。ビッグバンのあと。さらに元気になったわけですね。

今回の英国のEU離脱でどうなるかわかりませんが、私は基本的に選択と集中で、且つそのもっとも稼ぎ頭である東京っていうのをもっと稼げるようにするということがなによりも優先されるんじゃないかと思います。

 

安倍:金融特区な。

 

小池:もうすでにあるんです。やってないだけなんです。なぜか?というと英語の問題。それから、例えば、その海外からそういう役員が来た場合、(彼らの)子どもの学校をどうするか。そういった総合的な対策が必要であって。

 

安倍:そういうインフラですね。

 

小池:総合的なインフラです。

結局香港。今はシンガポール。私がキャスターやっていた頃は東京、ロンドン、ニューヨークというコンセプトでまわしていたんですね。それが東京どころかシンガポール、ロンドン、ニューヨーク。シンガポール、ドバイ、今度はロンドン、飛んでニューヨークかはわからないけれども。どんどん変遷するなかで、私はもう一度東京を世界の金融の中心にしていきたいという、そういう気持ちを大きく持っています。

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