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フィリピンのトランプ、人権どこ吹く風 麻薬犯罪者240人殺害される

Japan In-depth / 2016年8月4日 18時0分

さらにフィリピンを連邦制に移行させる方針を示したほか、首都圏の渋滞解消に向けたインフラ整備、国民保健制度見直し、インターネット環境の整備などにも積極的に取り組む姿勢を表明した。そして最後に「我々はお互いに助け合わなくてはならない。フィリピンがいい国になったというのはそれからだ」と締めくくり、国民に協力を呼びかけた。約1時間半に及ぶ長い演説は国民の心に「大統領選での選択が間違いではなかった」ことを再認識させるには十分だった。


6月30日の大統領就任式も歴代の大統領のような華美で派手な演出を控え、招待者600人のみで質素に行い、7月25日の施政方針演説も出席者に簡素な服装を求め、自らも白シャツ姿で登場。演説でもこれまでの大統領のように「過去の大統領の批判」を一切口にせず、「過去より今、将来」に目を向ける姿勢が共感を呼んだ。


もっともドゥテルテ大統領は就任前の公約通り記者会見を拒否しており、週末にはダバオに戻る生活を続け、「朝早くから起こされて仕事するのは向いていない」「仕事量と報酬が見合っていない」と言いたい放題も相変わらずだ。


国民の圧倒的支持を得て大統領に当選し、その後も危なっかしいながらもそれなりにかじ取りに邁進しているドゥテルテ大統領に国民の期待と支持は相変わらず高い。このため議会や軍、ビジネス界としては、麻薬犯罪に対する大統領の強硬姿勢への批判はとりあえず封じ込めて「就任100日まではハネムーン期間、とりあえずお手並み拝見」と静観しているのが現状だ。


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