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東京都副知事も選択肢の一つ 若狭勝衆議院議員インタビュー その1

Japan In-depth / 2016年8月5日 7時0分

安倍:なかったことになってしまう。

若狭:それが企業不祥事が長らく、公にならない一つの遠因だと思うんですよね。だから、そういうのは今の現代社会において一番悪いこと。あってはならない。

安倍:今企業はコンプラとかスチュワードシップとか、で、どんどん企業は変わろうとしてますよね。政治の世界ではどうなんでしょう?

若狭:政治の世界ではもとより、本来そういうことが必要だと思うんですが、それがまさしく今回は、見事に私の少数意見が抹殺されたと、封じ込められたと。

それも誰がどういう形でしているのかっていうのがよく分からないんですよね。たぶん、自分はそういうことしていない、その全会一致も、若狭の意見を封じ込めるつもりはなかった、というふうにいう人が結構いると思うんです。

安倍:言っちゃったもん勝ちですからね。

若狭:で、そういうことで一時は万事ということでブラックボックス、誰がどういう風にやって決めて、コンプライアンス違反みたいなことを平気でやってしまうのか、ていうことが、今非常に良い例、実例としてある。

安倍:7月11日でしたよねBSフジのプライムニュースで都連の会合で満場一致だった、という下村博文さんの発言があったわけですよね。で、それに対して若狭さんはびっくりされたわけでしょ?「俺、手を挙げなかったけど?」という。下手したら侮辱罪とか名誉毀損とかにあたるとおっしゃってましたよね。

若狭:少なくとも、私も傷つくわけですから、慰謝料とか請求する裁判をおこせば、おこせることにはなると思う。

安倍:まぁ言ってみれば、政治家として、自分の信条にのっとった行動を封殺されたということですよね。でもそういうことが日常的に行われているとなると、政治家に対する不信感も有権者の間に広まってしまうし、こんなことはあってはいけないという思いはありますか?

若狭:いや、すごくありますね。これは本当に、政治に対してそれをやり出したら、ほとんど他のどっかの国みたいなもので、全く信用がなくなりますから。やっぱり少数意見というのは最高裁判所の判決も、少数意見というのは反対意見も含めて、載せられるんですよね。そういう少数意見もあるんだな、でも多数決ではこっちに決まったというようなことが、多数決の本当の姿だと思うんですよね。

安倍:なるほど。

若狭:ある意味、多数決のあり方として、よく言われているのは全会一致の決議は無効であると言われていることがありまして、全会一致の多数決決議というのはどこかしらで、少数意見が封じ込められているとか、圧力がかかったりとか、そういうことがあるので、全会一致の決議の時はよくよく注意して、見ていかなければなりませんよ、という一つの多数決原理の指針という言葉があるんですよ。

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