記事「もしゴジラが上陸したら?」にモノ申す
Japan In-depth / 2016年8月28日 23時0分
>すると、担当者は、「私人としてお話しいたしますが、対ゴジラ戦ではうちがいちばん強いです」とし、次のように語った。
>「ウチが一番強い!」と胸を張る海自と空自。一方、陸自も控え目ながら自信たっぷりな返事をくれた。もっとも、オペレーションは統合運用の時代。実際には、3部隊が力を合わせてゴジラと対戦することになるそうだ。
> 「陸・海自と違い、空自は機動性が高いのです。戦闘機でゴジラが情報を得る“目と耳”に煙幕を張るなどして行動に制限を設けます。後は政府の方針に従って…ということで。詳細は私の立場では個人といえどもお話しできません。オペレーションに関することなので統幕にお願いいたします」
>対ゴジラ戦では「うちがいちばん強い」と胸を張る海・空の各自衛隊だが、防衛最後の要といわれる陸上自衛隊ではどうか。陸上幕僚監部はこう話す。「統合運用の時代、オペレーションは陸海空統合で行われます。なので統幕に聞いていただきたい。ただし、もし対ゴジラ戦となれば、そのオペレーションではうちがイニシアティブを取らせていただくことになる筈です。それだけは申しておきます」
>陸海空の各自衛隊のなかでもっとも控え目ながらも、自信たっぷりな回答をした陸自の回答者に促され、統合幕僚監部を直撃した。
>「えっ?ゴジラ対自衛隊!?それは…。架空の事案なのでお話しできません」
>統合幕僚監部の担当者は笑いをかみ殺しつつ、記者の「対ゴジラ戦における自衛隊のオペレーションをお教え願いたい」という質問にこう回答した。だが記者が執拗に食い下がったためか、「個人としてなら何時間でもお付き合いいたします」とにこやかに応対、こう語った。
陸・空幕広報室には問い合わせすらしていない。そして海・統幕広報室からは取材を拒否されている。これらのコメントは各幕僚監部のどこの部署から聞いた話だろう。通常自衛隊や防衛省の担当部署が秋山氏のような軍事にあまり縁のない報道関係者からの取材に直接回答することはない。まず報道室(内局ならば広報課)の報道担当者を通すように言われるだろう。そうであれば、仮に秋山氏が各部署に問い合わせたとしても、広報が把握しているはずである。報道担当者がたとえ個人の立場と断って「ウチが一番強い」とかこのような胡乱な発言をすることはありえない。
また海幕の人間のコメントで、作戦計画の立案、潜水艦および護衛艦の動員それに攻撃時間を含めて3時間で終わるとあるが、それはありえない。仮に海幕長や自衛艦隊司令部が独断専行してもその時間では無理である。そのようなことを広報担当者はもちろん、幹部自衛官が言うはずがない。SBUが世界最強などと幼稚なことは言わずもがなだ。歩兵と対して変わらない装備のSBUでどうゴジラに対処するのだろうか。
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