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直ちに小池新党はない 若狭勝衆議院議員インタビュー

Japan In-depth / 2016年9月30日 8時0分

安倍)改革本部のスタッフと、オフィシャルではないにしても何か連携はなさっていますか。

若狭氏)東京都の顧問でもないので、東京都の情報が外部の人間に漏れるというかたちの批判を浴びてしまうとよくないので、そのあたりは充分留意しながら、私はあくまで公表されているデータをふまえて自分なりにいうと分析してここはこうではないか、ということは告げたりはしています。

安倍)利権の追及は外から見ていて何か感想はありますか。

若狭氏)これまでは小池知事がブラックボックスと選挙戦の時に言っていましたが、ブラックボックスは相当存在すると、知事選後にこの2か月ぐらいの間によりいっそう強く感じています。

安倍)以前特捜にいた感覚からすると利権のにおいがする案件ははっきりある、と以前おっしゃっていましたが

若狭氏)刑事事件に発展して解明できるかというと、特捜部でやるときも同じような案件が何百件あったとしてもその中の一件という確率です。証拠の壁が厚いので特捜部であったとしてもそんな確率だとすれば、強制権限がない都の調査においては限界があるということは紛れもなくあると思います。今後どれくらい解明できるかは別ですが、少なくとも感覚的には、これまで利権によって色んなものが決められてきたようには見えます。

安倍)若狭さんは自民党都連のメンバーで、都連の動き俯瞰して見ていらっしゃいます。知事と議会とのガチンコにはならないのではないかと思いますがどう見ていますか。

若狭氏)少なくても今小池知事が訴えていることはある意味正論だと思います。

色んな情報公開をして、透明化して都民ファーストのもとで都政をやっていくというでは正論を述べていると思うので、正論を述べている事に対して自民党都議会が異を唱えるかというと、都民有権者の感覚からするとどうみても小池さんの方が正論を言っていて、それに感情的に異を唱えているんじゃないかと見える恐れが強いと思います。

都議会自民党が当初思っていたよりは対抗的な感じで出てくるとは思えません。

安倍)マスコミが大好きな新党ができて、刺客を送り込んでなどという議論をいう人もいますが、そういうふうにはならないのかなと思いますが。

若狭氏)来年の夏の都議選で大事なことは議会である以上は小池知事を理解してくれる人の議員がどの程度多くなるかは小池知事においても大きな関心事だとあると思います。新党とは作ることによって都議会の構成を大きく変えることができるということであれば小池新党を作る必要性を抱かれることはあると思います。しかし、逆に新党を作ると自民党の中で小池さんの主張を正論だと思う人が、自民党を出て新党に加わるというのが躊躇する人が出てくると思います。だとすると作らなくて都議会自民党でこれから小池知事のことをきちんと支えていこうという人が仮にいるんだとすれば、ソフトな柔軟な形で都議会の構成を小池支持派で増やしていくということも選択肢じゃないかと思います。

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