【大予測:安全保障】インドへの片想いは叶わない
Japan In-depth / 2017年1月1日 11時0分
その点からインドは原発購入はしない。もちろん日本の気分を害さないように、引き伸ばしを図るがそうなる。
② 飛行艇も引き伸ばされる
これはUS-2飛行艇も変わらないが、その理由は異なる。インドはUS-2を欲しがっている点で原発とは違っているためだ。だが、その経過は原発とあまり変わらない。興味の強調は欠かさないだろうが、引き伸ばし的な交渉となる。
なぜなら、時間の経過はインドの有利となるためだ。日本政府は武器輸出に乗り気であり、US-2輸出を促進するため条件は妥協的となっている。まずはインドでの製造を認め、その範囲を拡大させようとしている。この状況では、インドは交渉の長期化は自国の有利と考える。そのため短期に契約をまとめようとはしない。
おそらく、飛行艇の件でもインドはリップサービスをする。そしてその都度日本では「US-2は輸出できる」と喜ぶだろう。だが、それはぬか喜びでしかない。
■ インドは夢を実現するユートピアではない
2017年、日本は中国との対立と包囲網の失敗から、今まで以上にインドに入れあげるだろう。
そこではインドはリップサービスで日本を喜ばせ、期待をもたせる。日本もそれにおだてられ、インドに過剰な夢をもつだろう。だが、それは現実的な成果は実現せず、やらずぼったくりに終止する。
結局インドは、どのような夢であったとしても叶えてくれる日本にとってのユートピアではない。そのことは承知すべきである。
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