【大予測:自動車業界】トランプ氏のツイートで激震 その3
Japan In-depth / 2017年1月13日 23時0分
今一つ、注意したいのは次期副大統領のマイク・ペンス氏でしょう。彼はインディアナ州知事で、日系企業の誘致に非常に積極的であることが知られています。実際、インディアナ州では、トヨタ自動車・ホンダ・富士重工業の3社が、組立工場を稼働させており、その周辺には、日系部品会社が数多く、立地しています。このペンス氏を通して、日系企業の米国内における雇用や経済への貢献が、新政権内で共有されることは重要でしょう。
一部、トランプ氏は任期途中で大統領職を投げ出す可能性を指摘する声もあります。将来については全くの藪の中ですが、その可能性も考慮すれば、副大統領であるペンス氏への接近は、日系各社にとって重要なロビー活動なのかもしれません。
このように、2017年丁酉の年は、トランプ旋風によって騒がしく始まりました。短期的には、いろいろと騒ぎが続くのかわかりませんが、既にもう長期的には、次の丁酉の年2077年(!)を見据えている研究者もいるようです。2077年とは壮大な先ですが、全てAIで生産された車がAIで操作される時代、否、車というものが存在しているのかさえ定かではない時代、日本の人口は今の半分でしょうか、3カ国の自由貿易圏とは、地球と月と火星でしょうか、そこから離脱する云々と主張するのはやはり、Divided States of Americaの長でしょうか。騒がしいといっても、まだそこまで考える必要は、まだ無いのかもしれません。
(了。全3回。その1、その2。)
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