デマと誤報暴露で韓国世論変化
Japan In-depth / 2017年1月15日 22時25分
韓国警察は2017年1月7日(土)にソウル光化門広場に集まった 11回目のろうそく集会参加者数を2万4000人と集計した。一方同日にソウル江南一帯と東亜日報社屋前、ソウル駅広場で開かれた保守団体の「弾劾棄却集会」参加者数を3万7300人と集計した。11回にわたった集会の中で、警察発表の保守団体集会参加者がろうそく集会参加者を上回ったのは初めてだ(朝鮮日報韓国語版2017・1・9)。
しかし、この逆転数字発表に「ろうそくデモ」を主導する左派側「朴槿恵退陣非常国民行動(退陣行動)」がかみついた。これで警察はデモの数字発表をやめることになるが、1月14日(ソウル最高気温-4度C)のデモでの主催者発表では保守側「大統領弾劾棄却のための国民総決起運動本部(弾棄国)」デモ数がろうそくデモを大きく上回った(中央日報2017・1・14)。
この背景には、JTBCの記事やマスコミの流したデマと誤報などに対して保守側が「ねつ造」だとする根拠を次々と示したことが関係している。その一つがJTBCの持ち出したタブレットPCの「ねつ造疑惑」である。
2、保守陣営、JTBC報道の「タブレットPC」は「ねつ造」と主張
2017年1月5日 韓国の「政治検察糾弾大会」においてインターネットTV放送「神の手」代表のシン・ヘシキ氏がタブレットPCの件はねつ造だと主張した。
彼の主張によると、JTBCが報道した崔順実のものとするタブレットPCは、2012年7月以後1度も使っていないという。オフデーターを一回もしていなかったというのだ。またこのタブレットPCには文書修正機能はないとしている。
シン・ヘシキ代表は「このタブレットPCは大統領選挙初期過程で使っていたもので朴槿恵大統領が当選(2012年12月)した後は使っていない。所有者も明確でない。崔順実が見たかもしれないがこのタブレットPCで文書を修正して青瓦台に報告したというのは完全にウソである。孫石熙(ソン・ソッキ)がデッチ上げたものなのに検察は孫石熙を捜査もせず拘束もしていない」と主張し検察を強く非難した。
そして「またこのタブレットPCをどこで見つけたと言ったのか。高ヨンテの事務所でJTBC記者が見つけたと言っていた。同じ日に京郷新聞がその事務室に行ったがドアーには鍵がかけられ閉まっていたという。それなのにJTBC女記者はどのようにしてそこに入ったのか」と入手経路の疑惑にも言及した。
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