フォードトップ独占インタビュー ウーバー・テスラの未来は?
Japan In-depth / 2017年6月25日 18時0分
サンフランシスコから南に、シリコンバレー中心のサンノゼまで、車を飛ばしてほぼ1時間。その間、何台かのGoogleやUberの車とすれ違う。やはり当たり前に多くのTesla Model-SやModel-Xも走っているのだが、自動運転車は屋根にライダーと呼ばれる全方位の回転しているレーダー装置をつけているので、却って目立つ存在である。
自動運転にしろEVにしろ、日本でも米国でも依然導入の初期段階であり実験段階なのだが、もう日常茶飯事に見ることが出来るのが米国である。
■シリコンバレーvsデトロイト
先の時価総額論議ではないが、デトロイトによってビジネスモデルが確立した、旧来型・ガソリン車主導の自動車企業が、少なくとも株式市場(Wall Street)からは過去の産物と見られ、GoogleやTeslaのような、シリコンバレー発祥のアプリ・EV主導型のモビリティー企業に取って代わられる、付加価値の中心が大量高効率な生産方式にあるのではなく、車を完全自動で移動させ、それに伴うサービスを提供することにあるというビジネスモデル。それも2050年とか遥か先の話ではなく、早ければ2020年代前半にも実現する、少なくともWall Streetはそう信じているということであろう。
従来型のビジネスモデル、即ち、デトロイト型、高効率な開発と生産に最重要な付加価値を見出し、垂直統合による生産・調達システムを確立した内燃機関エンジンを基本とした企業と、未来型ビジネスモデル、即ち、シリコンバレー型、最重要な付加価値は供給されるサービスの内容と課金システムであり、水平分業生産による、EV・FCVを基本とした企業。Wall Street上では、既に勝負が付いている、野球で言えばまだ3回の裏、のような気もするのだが、後半での逆転劇に期待をするのか(デトロイト型)、今でこうなら、後は押して知るべしだろうと思うか(シリコンバレー型)、ロンドンのBook makerにでも聞いてみるか?
それにしても、サンフランシスコの路上にいるホームレスの数が、この1年間で飛躍的に増えたと感じるのは、筆者だけであろうか。
トップ画像:UBERのLEVEL4公道実験車、サンフランシスコ市内にて ©遠藤功治
この記事に関連するニュース
-
マークラインズ 電気自動車販売月報 2024年10月
PR TIMES / 2024年11月25日 16時45分
-
「900万円の高級トラック」もイーロン・マスクなら売れる…EV逆風の中、テスラが「一人勝ち」できた理由
プレジデントオンライン / 2024年11月18日 7時15分
-
日本初の営業益5兆円を達成したトヨタ自動車、最新決算に見る今後 メキシコへ投資拡大もトランプ氏勝利で再燃する関税懸念の行方
Finasee / 2024年11月14日 6時0分
-
豊田章男氏の「全方位戦略」とは真逆の道を行っている…"中国依存"をやめられないテスラを待ち受ける試練
プレジデントオンライン / 2024年11月5日 9時15分
-
「すべてパーフェクトに判断」、中国・武漢で豪紙が自動運転体験記―中国メディア
Record China / 2024年11月4日 23時30分
ランキング
-
1エンジン不正の日野自動車、工場敷地の5割売却へ…財務基盤の立て直し図る
読売新聞 / 2024年11月27日 15時31分
-
2なぜ鉄道会社が…? 小田急、エリア外の県と「全く畑違いのビジネス」に乗り出す きっかけは“社員の趣味”!?
乗りものニュース / 2024年11月27日 10時42分
-
3中国産「農薬漬けシャインマスカット」が東南アジアで大炎上…怪しい日本語が書かれた“激安ブドウ”の実態
プレジデントオンライン / 2024年11月26日 18時15分
-
4富裕層が日本株を「今、面白い」と注目している訳 個人投資家は中小型株投資ではプロよりも有利
東洋経済オンライン / 2024年11月27日 8時30分
-
5東日本イチのJR赤字路線「久留里線」一部廃止の方針へ 久留里ー上総亀山 「バス等を中心に」
乗りものニュース / 2024年11月27日 14時53分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください