1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

北ICBMが後押しする日本の軍事的立場

Japan In-depth / 2017年7月6日 0時55分

 

■日本が持つべきビジョン

そして最も重要なのは、日本がこれまで宗主国の米国任せだった地域秩序のビジョンを持つことだ。「自立した日本はアジアで、どのような指導的立場と地位を欲するのか」という、戦後70年以上にわたって逃げ回ってきたタブーの問いに向き合うことだ。

敗戦以来、日本は指導的立場を放棄してしまった。軍部に引きずられたアジア侵略の反省は大切だが、軍事的に強くなければ中露朝に食われてしまうという、冷徹な現実を見据える必要がある。

日本が回避してきたからこそ、手に負えないほど肥大化した中露朝の現状変更の試みに対する答えは、「日本が再び、軍事的裏付けを持つ指導的立場に返り咲く」ことだ。

具体的には、我が国の戦前戦中の大失敗を見据えた上で、いま衰退する米国が過去に占領下の日本から奪取した、日本周辺の西太平洋における秩序維持の枠組みの一部を、米国の同意の下に平和裏に再移管させる。

そして、覇権的現状変更を志向する超大国の中露に対して、あくまで自衛に専念する軍事指導力をアジアで発揮することではないだろうか。

訂正)

以下の訂正を行いました。

2017年7月6日15時00分

訂正前)2段落3行目            火星12号

訂正後)同上                   火星14号

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください