核の脅威が深刻化する【2018:国際情勢】
Japan In-depth / 2017年12月28日 16時6分
2018年の日本の課題は、こうした「ダークサイド」が日本でも拡大しないよう上手にコントロールしていくことだ。幸い、日本の大衆迎合主義には欧米のような差別的民族主義的イデオロギー的要素が少ない。このような健全な社会を如何に維持していくかを日本人は真剣に考える必要があるだろう。
それではBusiness InsiderのMilitary & Defense Teamの予測をご紹介する。原文はこちらで読める。
〇欧州・ロシア
プーチン大統領は再選挙に楽勝、ジョージアとベラルーシに向かう
写真)プーチン大統領
出典)ロシア大統領府
ウクライナ東部での戦争は続く。ジョージアの南オセチアとアブハジアの共和国も引き続き守るだろう。 ロシア軍とベラルーシの軍を一体化するだろう。
【宮家コメント、以下同じ。こうした常識的な予測をされると、実に反論しにくい。プーチンは、母なるロシアが失った数十年(革命時代+ポスト冷戦時代)を取り戻すためなら何でもすると思う。】
〇東アジア・大洋州
米国と北朝鮮は大規模戦争に突入しない
写真)Thomas Vandal(トーマス・ヴァンダル)米第8軍司令官らが集まり、韓米連合(CFC)の将来計画についての協議(2017年11月21日)
出典)US.Pacific Command
米国と北朝鮮は両者とも戦争になれば失うものが大きすぎる。世界の外交官の不安は頂点にまで達するが、最終的に大規模な戦争は勃発しないだろう。
【これも、実に常識的な予測だ。小競り合いはあっても、大戦争はないのだが、それでは北朝鮮で喰っている識者たちは商売上がったりだから、2018年も●●記念日に向けてミサイル発射だ、核実験だ、などという噂が乱れ飛ぶのだろう。】
中国は日本海(?)で軍事力を誇示する
中国のレトリックがますます独裁的になり、新しい航空母艦で、中国は西太平洋での海軍の軍事力を誇示することになるだろう。
【当たって欲しくはないが、恐ろしい予測である。但し、この人たちは日本海も、東シナ海も、あまり区別ができていないようだ。いずれにせよ、北朝鮮問題で一喜一憂するくらいなら、この問題を真剣に考えた方が建設的だと思うのだが。少なくとも中国は朝鮮半島情勢の動向に関係なく、南シナ海での計画を進めるだろう。】
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