核の脅威が深刻化する【2018:国際情勢】
Japan In-depth / 2017年12月28日 16時6分
イスラエルは入植地の建設を推し進め、パレスチナ人たちは、ハマスの武装集団と共闘するか、もしくは引き続き派閥争いに明け暮れるだろう。
【中東和平プロセスは当分瀕死状態であり、この指摘は保守的、楽観的ですらある。以下全てについて同様だが、筆者の中東に関する予測は概ね悲観的である】
シリアに平和が訪れる
写真)シリア アレッポ 2012年
出典)Voice of America News: Scott Bobb reports from Aleppo, Syria
7年にわたるシリア内戦は政治的な解決を見る。シリアでの派閥争いは続き、アサドは権力にしがみつくが、米国はこれに介入しないだろう。
【シリアに平和が来るということは、ロシアの勝ちということ。後世の歴史家は「シリアを失ったのはオバマ大統領」と言うだろう。】
写真)アサド大統領
出典)Fabio Rodrigues Pozzebom / ABr
サウジアラビアはイスラエルとの結びつきを強化する
ユダヤ国家とイスラム王国の間の文化的差異は間違いなく残るが、イスラエルとサウジアラビアが接近するのはイランに対抗するためである。
【これはもう予測ではなく、現実である。】
ISISは引き続き全世界で小規模な攻撃を繰り返す
幾度にもわたる頓挫の末、ジハーディスト集団は小規模なテロ集団へと変貌を遂げた。英仏、東南アジア、リビアやエジプトにおける活動が懸念される。
【これも実に陳腐な予測で、意味ある予測にはなっていない。】
米国はアフリカでの足跡を増やす
アフリカ大陸には既に6,000名の米部隊が展開しており、現地の軍を訓練し同盟国を支援する米国の役割はリスクの高いものへ至る可能性がある。
【これが実態のようだが、日本は勿論、米国でもあまり関心は高くない。】
ムハンマド・ビン・サルマーンMbSはサウジの改革を継続、王になる可能性も
写真)サウジアラビア ムハンマド・ビン・サル―マン皇太子
出典)ロシア大統領府
彼は、イスラム原理主義者を軽視し、経済を活性化させ、サウジ文化を変える近代化を推し進めており、これが2018年に突然止まる理由はない。
【MbSはサウジ建国以来最大の変革をもたらそうとしているが、それが成功する保証などない。筆者はより悲観的である。】
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