「難民」私達は何を知っているのだろう
Japan In-depth / 2018年2月11日 15時23分
Japan In-depth 編集部(佐藤瑞季)
【まとめ】
・イラン出身の女優サヘル・ローズさんやパレスチナ難民ら、難民を知る会を主催。
・主催者らは「難民は私たちと変わらない普通の人。身近に考えて。」と訴えた。
・参加者は料理やライブを堪能しながら難民問題をより身近に感じた。
【注:この記事には複数の写真が挿入されています。サイトによっては写真説明と出典のみ記されていることがあります。その場合はJapan In-depthのサイトhttp://japan-indepth.jp/?p=38408でお読みください。】
「難民」と聞いても多くの人はピンとこないだろう。欧州に渡った多くのシリア難民、直近ではミャンマーからバングラデシュに押し寄せているロヒンギャ族の難民などのニュースを目にすることはあっても、「難民」が日本に押し寄せることはない。
▲写真 バングラディシュにボートで向かうミャンマー・ロヒンギャ族の難民 出典:© UNHCR/Adam Dean
そうした中、イラン出身の女優のサヘル・ローズさん、2016年に日本で初めてパレスチナ人として難民認定されたアル・マフムード・ホセイン・アリさん(以下ホセインさん)や、難民支援に携わってきた人など8人が主催する交流会が東京都内であった。
テーマはずばり「難民を知ろう」。パレスチナ料理を片手に、トークあり、ライブあり。会場には数十名の男女が集まり、みな真剣なまなざしで時にうなずき、時に笑い、料理人志望のホセインさんが振る舞うパレスチナ料理に舌鼓を打った。
▲写真 キッチンに立ち、料理を作るホセインさん ©Japan In-depth編集部
▲写真 料理の列に並ぶ参加者 ©Japan In-depth編集部
▲写真 ホセインさんお手製のパレスチナ料理。さっぱりした味付けで美味しかった。 ©Japan In-depth編集部
第1部のテーマは「世界の難民」。フォトジャーナリストの佐藤慧さんが世界各地の難民キャンプ等で撮影した写真を見ながらトークを展開した。2016年3月に、ミュージシャンのSUGIZOさんとヨルダンの難民キャンプに訪れた際、音楽を通じて大盛り上がりした経験を振り返り、「難民と言われている人も普通に出会えば、本当に普通の人。遠い存在だと思って欲しくない」と話した。
▲写真 写真を見せながら話をする佐藤さん ©Japan In-depth編集部
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