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ウーバー自動運転車事故は不可避だったのか?

Japan In-depth / 2018年3月24日 12時8分

だが、自動運転車と人間の運転の安全性について、有意の差を証明するエビデンス(証拠)はまだない。では、その根拠は何かと言えば、「そうであって欲しい」という願望であり、ビジネス面においては運転手にかかるコスト削減欲求、すなわち「欲」という感情だ。願望と欲望がいつの間にか「疑似科学的根拠」に化けているのである。

自動運転車の公道走行については、そうした感情論に左右されないように留意が必要だ。逆に、亡くなったハーツバーグさんが、自分の姉妹、母親、娘であれば、どうだろうか。自分の子供が自動運転車にはねられて死んでも、「必要な犠牲だった」と言えるだろうか。彼女はホームレスであり、その死が警察やウーバーや世間から軽く扱われることが懸念される。

アリゾナ州での自動運転車の死亡事故は、米国内や対中国の実用化競争が激化するなか、公道実験を焦る企業や地元自治体が何を最優先に考えているかを図らずも炙り出した。

人命軽視の論理で開発された自動運転車は本当に、安全で便利な、夢の乗り物になるのだろうか。それとも、無感情に人々を傷つける凶器になり、怖れられる存在になるのか。事故を受けての当局や企業の対応が、改めて問われている。

トップ画像:事故直前の車載カメラ内側の映像(オペレーターのラファエル・バスケス氏)出典 テンペ警察

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