全拉致被害者帰国に全力尽くせ
Japan In-depth / 2018年4月25日 16時31分
写真)衆議院議員 拉致議連会長 古屋圭司氏
©Japan In-depth 編集部
そして、アメリカから帰国したばかりの安倍首相は「今、北朝鮮から対話を求める動きがある。これは我が国が米韓両国を協力し、中国、ロシアといった関係諸国と緊密に連携をしながら北朝鮮に対し最大限の圧力をかけてきた成果だ。」
「またアメリカはあらゆる手段を用いて圧力をかけてきた。経済制裁をし、抜け道は許さないという確固たる決意で国際社会をリードしてきた。今回北朝鮮は核実験とICBM発射を停止し、そして核実験場を廃棄する旨を発表したが、大切なことは核実験を含む全ての大量破壊兵器、あらゆる弾道ミサイルの完全、検証可能、かつ不可逆的な方法での廃棄に向けた具体的な方法につながっていくことである。」
「そして情報収集、分析を行い注視していく。南北首脳会談の次は、史上初めての米朝首脳会談が予定されている。これらの会談を契機に日本としては何よりも大切な拉致問題の解決に向け進めていく局面にきた。」
「ご家族の切なる思いを胸に17日から20日にかけてトランプ大統領と会談を行った。初日の2人だけの会談、その後の少人数での会談もほとんどを北朝鮮の問題について費やした。特に、2人だけの会談では、拉致問題の重要性についてトランプ大統領に伝えた。トランプ大統領は家族の気持ちをよく理解していた。大統領は身を乗り出し目を見ながら真剣に聞いていた。そして『米朝首脳会談では、拉致問題について取り上げる、ベストを尽くす』と力強く約束してくれた。」
「そして記者会見においても、(トランプ大統領は)『できる限り早期にご家族の再開を望む。被害者の帰国に向け可能な限り全てのことをし、彼らを日本に帰国させる。あなたに約束する。』とテレビカメラの前で表明してくれた。この共同記者会見は、CNN等で全米にライブで放映された。これは北朝鮮の人々も見ている。米国の大統領が、この問題を世界向けて解決する、被害者を家族の元に帰すということを約束してくれた。しかし、大事なのは北朝鮮がどう行動していくかだ。まさに拉致問題は日本が主体的に行動していかなくてはいけない。韓国文在寅大統領とも先月16日に電話会談を行い、拉致問題解決に向け協力してくれることで一致している。中国、ロシアとも協力しあらゆる策で解決に向け取り組んでいく。」
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