全拉致被害者帰国に全力尽くせ
Japan In-depth / 2018年4月25日 16時31分
22歳の時にベビーホテルに2歳の娘と1歳の娘を預けたまま拉致された田口八重子さんの兄、本間勝さんは、「私の隣にいるのは八重子の息子の耕一郎ですが、いなくなった当時1歳でした。八重子にも幸せな家庭があったということなんです。それが40年も帰ってこられなくて悲しい思いをしている。ハガディアメリカ大使にそれを伝えたところを、真剣にうなづいておられた。とにかくこのような悲劇を二度と起こさないようにしてほしい。」
写真)拉致された田口八重子さんの長男飯塚耕一郎さん(左)と田口さんの兄、本間勝さん(右)
©Japan In-depth編集部
最後に救う会会長の西岡力氏が、全拉致被害者の即時一括帰国を求める姿勢を貫くことこそが重要だと述べ、今後可能性がある展開を3つ挙げた。
1 米が北朝鮮に対し中途半端な譲歩をする可能性
アメリカ本土に届く兵器のみ放棄させるなどの譲歩の可能性があったが、『中途半端な譲歩は絶対にダメだ』と言っているジョンボルトンさんが安保担当補佐官になった。彼には6回以上会ったが拉致問題について深く理解している。米朝首脳会談が決まった後に、彼を事実上の安全保障の最高責任者にしたということは、この可能性は極めて低いだろう。
2 北朝鮮が大幅に譲歩してくる可能性
いわゆるリビア型。完全に撤去するまで見返りを与えない。金正恩はこれを飲むかもしれない。彼が状況を冷静に判断し、生き残るために何を選択しなければいけないかわかれば大幅な譲歩が起きるかかもしれない。
3 決裂の可能性
そうなれば緊張が高まる。情報が重要になる。我々はどこに被害者がいるのかという情報を必死に集めなければいけない。
写真)救う会代表 西岡力氏
©Japan In-depth編集部
すでに北朝鮮による拉致問題が解決せぬまま40年の月日が流れた。現在政府が認める拉致被害者は17名、特定失踪者は800名に及ぶ。このあまりにも非道な人権侵害に対し、政府のみならず私たちひとりひとりが被害者救出への強い意思を持つことが必要だ。拉致問題は今、最大の局面を迎えている。
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