ファクトチェックが必要なわけ
Japan In-depth / 2018年5月4日 21時58分
Japan In-depth 編集部(佐藤瑞季)
【まとめ】
・22日FIJ設立記念ファクトチェックシンポジウムが開催。
・politifact事務局長アーロン氏がファクトチェックの必要性を強調。
・フェイクニュースに対峙していく為にはメディア同士横の協力が重要。
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4月22日午後、FIJ設立記念ファクトチェックシンポジウムが早稲田大学早稲田キャンパス国際会議場で開催された。第1部は、PolitiFact事務局長のアーロン・シャロックマン氏による基調講演「トランプ政権とメディア~ファクトチェッカーが対峙する『フェイクニュース問題』」が行われた。モデレーターは、ニュースのタネ編集長の立岩陽一郎氏が務めた。
▲写真 公演を行うアーロン氏 ©Japan In-depth編集部
アーロン氏は、「PolitifactはTRUE-O-METERを用いて、様々な政治家の発言などを6段階で評価している。情報のソースにあたり、正しいかどうかを判断し、その情報源を引用文献にのせる仕組みとなっている。10年で1万5000件のファクトチェックを行い、うち40%は一部または全部に誤りがあるものであった。ファクトチェックを行なった回数は第1位がドナルド・トランプ氏、第2位がバラク・オバマ氏だ。大統領という国のトップをはじめ、政治家の発言を確認することは大切だ。ファクトチェックを行うことで、誤った発言の割合は減ってきている。 」と話した。
そして最後にファクトチェックの効果について「第一に人々をより賢くする。そして第二に政治家を脅かす。すなわち彼らに『正確な発言をしよう』と思わせる効果がある」とした。そして最後に、「我々はファクトチェックし続けねばならない。」と話し、「FIJの更なる発展に期待したい」とまとめた。
▲写真 会場の様子 ©Japan In-depth編集部
第2部は、セッション「日本のファクトチェック最前線」が行われ、各ゲストが各々の分野や立場から、ファクトチェックに対する取り組みを発表した。白鴎大学客員教授の下村健一氏がモデレーターを務めた。
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