米大使館エルサレム移転で広がる混乱
Japan In-depth / 2018年5月15日 23時34分
太平洋・島サミットは日本の首相が太平洋島嶼国と首脳レベルで率直に意見交換を行うもので、1997年から3年に一度開催され、これまで7回開催されている。参加国はオーストラリア、クック諸島、フィジー、キリバス、マーシャル、ミクロネシア、ナウル、パラオ、パプアニューギニア、サモアなど日本を含め17カ国、これは票田である。
▲図 「太平洋・島サミット」太平洋の島国 出典:外務省
〇 南北アメリカ
米国については気になるニュースがある。14日はイスラエル建国70周年だが、この日に米国は大使館を遂にエルサレムに移転した。ティラソン前国務長官はトランプ氏を「moran(ばか)」と罵ったそうだが、分からないでもない。ある日本の識者は以前「大使館移転は大したことなく、アラブの反発も限定的」と書いていたが、そんな甘くはない。
▲写真 ティラソン前国務長官 出典:United States Department of State
報道によれば、反発するパレスチナ自治区ガザでは数万人規模のデモが発生し、現地メディアによるとイスラエル軍との衝突でデモに参加した37人が死亡したという。最も重要なことは、パレスチナ問題について米国が「善意の仲介者」であることを事実放棄したことだ。このツケは何十倍にもなって米国に返って来るだろう。
〇 インド亜大陸
特記事項なし。
今週はこのくらいにしておこう。いつものとおり、この続きはキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。
トップ画像:米大使館エルサレム移転記念式典に出席するジャレット・クシュナー大統領上級顧問、イバンカ・トランプ大統領補佐官夫妻とネタニヤフ イスラエル首相 2018年5月14日 出典 U.S. Embassy in Israel
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