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米朝関係の行方 カギ握る米政府内主導権争い

Japan In-depth / 2018年6月14日 9時31分

かねてボルトン大統領補佐官 (国家安全保障担当)が、繰り返し北朝鮮に騙される国務省の生え抜き外交エリートらを、ある興行師の「カモは毎分生まれる」(There’s a sucker born every minute.)という言葉を引いて批判してきた。


あれほど「従来の大統領と違って自分は騙されない」と豪語してきたトランプがなぜ手もなくやられたのか。しかも今回はボルトンが補佐官として付いていたのである。結局トランプが、国務省に取り込まれたポンペオ国務長官に仕切り役を委ねた結果という他ない。


 


〈差替え後〉


6月12日の米朝首脳会談で、北朝鮮の暴虐な独裁者を立派な一国のリーダーであるかの如く遇し、曖昧かつ無原則な合意文書に署名したトランプ米大統領を、宮家邦彦氏が「交渉の達人ではなく、興行の達人だった」と評していた。うまい言い方だと思う。もっとも事態はまだ進行中である。制裁も解除されていない。


かねてボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)が、繰り返し北朝鮮に騙される国務省の生え抜き外交エリートらを、ある興行師の「カモは毎分生まれる」(There’s a sucker born every minute.)という言葉を引いて批判してきた。


あれほど「従来の大統領と違って自分は騙されない」と豪語してきたトランプがなぜ危うい首脳間合意に踏み込んだのか。しかも今回はボルトンが補佐官として付いていたのである。


結局トランプが、国務省に取り込まれたポンペオ国務長官に仕切り役を委ねた結果という他ない。


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