「解説者・大島優子」待望論 超入門サッカー観戦法 その2
Japan In-depth / 2018年6月24日 0時48分
林信吾(作家・ジャーナリスト)
「林信吾の西方見聞録」
【まとめ】
・サッカー観戦の醍醐味は、実はディフェンスを見るところにある。
・コロンビア戦最大の功労者は長友佑都。
・日本は本気で優勝を目指すくらいの気概を持たなければならない。
【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては写真説明と出典のみ記されていることがあります。その場合はJapan In-depthのサイトhttp://japan-indepth.jp/?p=40589でお読みください。】
サッカーを見るのならTV中継も悪くない、という話を、前回させていただいた。もうひとつ理由を付け加えさせていただくと、Jリーグの旗が揚がった当初、具体的には30年ほど前と比べて、中継の技術もかなり向上してきた、ということがある。高校野球の中継のように、試合と関わりない、選手の家族のエピソードなどを披露する、といったおバカなアナウンサーがほとんどいなくなった。
前回も述べた通り、野球という競技は投手と打者との駆け引きを軸に試合が進んで行くので、サッカー好きの目には、試合展開がいささか悠長に映る。悪く言えば、世間話をしながらのんびり見ることも可能なので、こんな中継も「あり」なのだろうが、サッカーやラグビーの中継でこれをやられてはたまらない。
一方、ワールドカップのたびに各局が特集番組を放送するが、こちらは最近では見る気もしなくなった。日本サッカーのことを中長期的に考えている人が、ほとんど登場しないからである。
そんな中、4年前のブラジル大会の際には、当時AKB48を卒業したばかりの大島優子に感心させられた。「ブラジル代表で好きな選手は?」と話を振られて、「みんな大好きネイマール……と言いたいところなんですけど、私はダヴィ・ルイス」と答えたのだ。スタジオの、サッカー好き芸能人たちからも、渋いねえ、と声がかかったが、ダヴィ・ルイスというのはディフェンダーである。
▲写真 ダヴィ・ルイス選手 photo by @cfcunofficial(Chelsea Debs)
闘争心あふれる守備と果敢な攻撃参加が売り物の選手だが、ディフェンダーに注目するとは、もしかしてかなり年季の入ったサッカー通なのか?と驚かされたのだ。そこで検索してみたところ、彼女は歴代日本代表のユニフォームを全部コレクションするなど、AKBきってのサッカー好きとして、ファンの間では有名だったらしい。
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