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中小企業の海外展開に活路 Japan Expo 2018

Japan In-depth / 2018年7月16日 18時52分


▲写真 和紙を使った畳 出典:有限会社石川富男商店


「フランス人はみんな親切なんです。」と笑顔で語る店主の石川さん。今回は20件程度のフランスの業者との連絡先を手にしたそうだ。



写真)有限会社石川富男商店 店主の石川さん


©Ulala


こういったフランスのニーズにも気を配り、意欲ある出展スタンドはそれなりの成果を上げている。特に、日本に興味がある人たちが集まるジャパンエキスポのようなイベントに出店し、販売経路を増やす道を模索することは、日本国内で消費に伸び悩む中小企業の売り上げアップにつながる可能性も広がるため、もっと積極的に展開する販売者が増えてもよいのではないだろうか。


しかし、各スタンドの方の話を聞いていると出店することはそう簡単ではないようだ。出店までたどり着くだけでも言葉の壁や輸出と言う壁があり、その後の継続的な販売につなげるには更に高い壁が立ちはだかっている。最低でも販売者が英語ができるか、もしくは通訳者を雇えるぐらいでなければ思った成果は上げられないと言う。


フランスで力を入れているスタートアップでは、日本で言うJETROのようなフランスの機関が海外の支援者と直接合わせる場所を作っていると言うが、日本はどういった体制をもって支援しているのだろうか?と言う点が気になった。


日本は、海外に紹介できる成熟した文化が数多くある。それは日本企業が作る製品についても同じことが言え、日本の商品の伸びしろは絶対ある。今回、ジャパンエキスポに行ってそのことを確信した。しかしながら、中小企業が個別に戦っていくにはまだまだ厳しい状態だ。今後その辺りをどう打開していくかが、大きな課題となるだろう。


トップ画像:Japan Expo 2018 出典 flickr lullypop


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