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クールジャパン、販路確保が依然課題

Japan In-depth / 2018年7月21日 23時0分

しかしながら、このショールームで価値が認められても、その後スムーズにいく場合と困難が生じる場合もあると言う。それは、各社、英語が堪能なスタッフがいて対応できるなら販売先と直接交渉したり、すぐに発送したりなどの作業がスムーズに進むものの、海外に販売する体制がない場合は多くの困難が生じると言うのだ。SAS ENISではサポートも手掛けているので、ぜひ相談して欲しいとのこと。



▲写真 MaisonWAの店内 ©Ulala


塩川氏:「日本から商品をフランスに販売していきたいと思っている方達の手助けがしたい。今後は、従業員を更にスキルアップし、プロ集団として迅速に的確に対応できるようにし、これからも日々邁進していきたいと思っています。」


エネルギッシュに熱く語る塩川氏のお話は、どれもとても興味深かった。


パリにも数多くショウルームはあるけれども、フランス流のよくある体裁だけがきれいに整ったショールームとは違い、日本人的なきめ細かさと信頼関係の上でフランスやヨーロッパでの商品販売を手助けしてくれる貴重な存在かもしれない。日本の中小企業が海外で販路を開拓していくには次々と困難な壁に遭遇していくだろう。そんな中、SAS ENISはフランスでの最初の一歩を踏み出すには心強い起点になることは間違いない。


トップ画像:MaisonWA外観 出典 MaisonWA


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