中国スパイ 韓国で日本を糾弾
Japan In-depth / 2018年8月21日 11時0分
「資料がないということは事実でない。問題の一つは、その資料が中国語、日本語、韓国語で書かれているため米国社会にきちんと知らせられずにいるということだ。だから私たちの財団では、『慰安婦』関連事実を米国社会にきちんと知らせることを教育活動として優先している」
「慰安婦問題に対する日本政府の誤った対処は、1980年代から本格化した。その時から日本政府は数百万ドルを米国の学者、研究者相手のロビー活動に注ぎ込んだ。大多数の白人はその事実をよく知らないので、事実に基づいた研究の成果と日本政府の主張の間で混乱を来している。慰安婦問題に関する真実を米国民に知らせる努力を妨害しようとする日本政府のばらまきとロビー工作にどのように効果的に対処するか、それが問題だ」
さて以上のような「発言」には事実のまちがいが多々ある。そんなまちがいやゆがみに基づくこの新聞の記事には全体として以下のような見出しが並んでいた。
「慰安婦の真実を知らせる、それが正義だから」
「マイク・ホンダ前米下院議員-ラッセル・ロウ社会正義教育財団事務局長」「立証資料が不十分という安倍政権 それ自身が道徳的指導力の不在を証明」
「米国社会にきちんと知らせることに注力 カリフォルニアで講義始め成果」
「長期にわたり日本政府のロビーに振り回された米国」
「韓国人の怒りがよくわかっていなかった」
こうした記事を読めば、アメリカ人の代表がアメリカという立場から韓国で慰安婦問題について日本を糾弾している、と思うのが一般の反応だろう。その発言の内容が事実に即していないとしても、アメリカ側の一部にある意見だと思うことになろう。
ところがこのいかにもアメリカを代表するかのようなラッセル・ロウという人物が実は長年、中国政府のスパイだったという指摘がいま当のアメリカ側で明らかになったのだ。控えめにみても、アメリカ側の慰安婦問題追及には中国政府の意図や工作が浸透していたことの証左といえそうである。
ロウ氏をめぐる最近の新事実の展開は次のようだった。アメリカ連邦議会上院の民主党有力メンバーのダイアン・ファインスタイン議員(カリフォルニア州選出)は8月5日に声明を出し「5年前の2013年に当議員事務所に20年ほど議員補佐官として勤務してきた人物が中国のスパイだということをFBI(連邦捜査局)から通告され、党事務所としての独自の調査をしたうえ、(その通告を受け入れ)その人物を即時、解雇した」と発表した。
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