ASEANでスー・チー氏四面楚歌
Japan In-depth / 2018年11月18日 11時0分
UNHCRの担当者はミャンマー外務省関係者と事態打開策の協議に入っているが、帰還を告げられたロヒンギャ難民が「恐怖でパニック」になるほどのトラウマがあることから、帰還事業は今後も困難を極めることが確実視されている。
■ 賞の撤回も追い打ち
こんな中11月12日には、国際的な人権団体「アムネスティ・インターナショナル」は、2009年にスー・チー顧問が自宅軟禁状態にあった際に「その年に人権活動で最も活躍した個人」として贈った「良心の大使賞」を撤回することを発表した。
アムネスティでは「我々はスー・チーさんが希望と勇気、朽ちることのない人権擁護の象徴ではなくなってしまったことに深く失望している」と撤回理由を明らかにしている。
スー・チー顧問を巡っては欧米を中心に「ミャンマー民主化運動の旗手」として授与された名誉市民称号などが次々と撤回され、ノーベル平和賞(1991年)の撤回を求める声さえも国際社会ではでている。
11月14日、ASEANは首脳会議の議長声明でミャンマーのロヒンギャ問題に関し「帰還事業でミャンマーを支援する用意がある」とロヒンギャ族のスムーズな帰還への期待と支援の方針を示した。しかし、その翌日の15日に帰還第一陣が帰還を拒否したことで、ASEANのミャンマー政府に対する対応も今後さらに厳しいものになる可能性も出てきている。
トップ画像:ASEAN首脳会議でのミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外相(左から2人目)2018年11月11-15日 出典:ASEAN SINGAPORE 2018 ホームページより
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