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坪30万円以下で家が建った

Japan In-depth / 2018年11月27日 22時11分

坪30万円以下で家が建った


文谷数重(軍事専門誌ライター)


【まとめ】


・ 坪30万円未満で家は建つ。


・ 真四角、総二階にして壁紙を省略。


・ TVコマーシャルをする住宅メーカーには頼むな。


 


【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て表示されず、写真説明と出典のみ記されていることがあります。その場合はJapan In-depthのサイトhttps://japan-indepth.jp/?p=43025でお読み下さい。】


 


家を安く建てるにはどうすればよいか?


自宅新築は高い。そう考えられている。建物は2000万円かそれ以上はかかると考えられている。


それは坪単価が高いからだ。普通なら1坪、3.3平方メートルあたりで40万円はかかる。そのため小ぶりな床面積35坪、つまり100平米の家でも1400万円に達する。水道工事や庭まわりを足せばまずは1500万円を超す。


だが、切り詰めれば結構安く作れる。坪単価を30万円以下に抑えれば床面積35坪は1000万円程度に収まる。あるいは1500万円あれば50坪の家は建つ。


具体的にはどうすればよいか?


構造、グレード、発注で節約することだ。簡単にいえば家を真四角に作り、壁紙を貼らず、TVコマーシャルをする会社に頼まない。そうすれば30万程度に収まる。


 


■ 兵隊生活10年で家が建った


筆者は床面積50坪の家を1300万円で建てた。坪単価は26万円程度である。土地は親がかりで納屋を取り壊して建てたが整地から登記までざっと1300万円だった。


これは工夫の結果だ。


ドケチ建設は仕事で仕込まれている。海自施設幹部といった100人いない専門職だった。だから建築土木設備や届出はことごとく皆承知している。またいやいや建築士の課程にも行かされていた。その仕事中に「自宅は1200万で建つのではないか」と気づいた。職場資料で積算し業者に尋ねるとその程度で収まる目処が立ったのだ。


実際にその額で建った。東京勤務の際に、実家の納戸あとに建てると水道コミで50坪1300万円で済んだ。まずは兵隊生活10年の蓄えで首尾よく家は建った。その工夫について効果小から効果大の順番に並べて構造、仕上げ、発注の3つの順番で簡単に説明する。


 


■ 構造でケチれ(効果:小)


まずは構造である。プラン・設計のシンプル化に尽きる。それで坪40万から5%くらい、2万は落ちるだろう。


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