1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

坪30万円以下で家が建った

Japan In-depth / 2018年11月27日 22時11分

電気関連設備はネットで買う。業者に頼むとそれなりに高い。だが照明機材やエアコン、給湯器本体はネットで買える。完成後にネット最安の設備をとりつければ安く上がる。


注意すべきはシステムキッチンである。これも普及品メーカを選ぶこと。自動車価格帯の高級品も30万の普及品も実用上は差がない。


 


■ 発注でケチれ(効果:大)


最後が発注だ。一言でいえば「TVコマーシャルをやってる会社はやめろ」だ。それで坪40万から2割、8万は安くなる。


まず、住宅メーカーは絶対避けるべきだ。坪単価で2割は高くなる。TVコマーシャルや営業活動に積極的である。つまりそのコスト分が価格に載せられている。これは搾取といってよい。


ではどうするか?地元の工務店に頼めばよい。2割は安くなる。


品質は大丈夫だろうか?


大丈夫だ。名だたる住宅メーカーにしても品質は上がらない。なにせ営業と発注と設計しかしない。メーカーの職人は基本的には存在しない。実際に作るのは下請けの地元工務店であり近所の職人だ。工務店に頼んでも差はない。


さらに安くするなら直接発注である。建主が個人で設計、土木、大工(建築)、屋根外壁、電気、材料発注をする。なお、工事保険は掛けられるし、品質保障もそれぞれの注文についている。例えば屋根防水なら10年つく。



▲図 出典:著者


筆者は直接発注でやった。整地と簡単な測量を自前でやった。設計も矩計図ほかを書いてから設計事務所に発注した。諸職も近所で頼み、材料発注とプレカットは直に木材市場でやった。


結果、実質では25万以下でできた。


26万との差額は贅沢だ。筆者の体型に合わせ廊下幅ほかを1212ミリピッチとした。書庫合計40畳に耐える基礎や軸組、床組等と強度を贅沢に作った。また断熱材を分厚く窓を高断熱にした。だから26万程度となった。


トップ画像:Matawa Straw Bale Library 家はいくらでも安く作れる。写真は『3匹のこぶた』に出てくる「わらの家」。米国ワシントン州ワタワの図書館。日本の絵本では竪穴式住居のように書かれるが現物はワラのブロックを棒で刺した組積造を土で塗り固めたもの。木軸で作っても坪20万程度で収まるだろう。 出典:Wikimedia; Williamborg(パブリック・ドメイン)


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください