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たった4問でわかる!ギャンブル依存症スクリーニングテストLOST誕生

Japan In-depth / 2019年1月10日 12時4分

この4つの質問に自分の1年以内のギャンブル経験が2つ以上あてはまったら、あなたはもうギャンブル愛好家ではなく、ギャンブル依存症に罹患している可能性がある。早めに相談機関を訪れることをお勧めする。


ちなみにアルコールのスクリーニングテスト「CAGE」とはWHO(世界保健機関)が名づけたものだ。


同じく4つの質問でできる簡易スクリーニングテストで、質問の頭文字をとって「CAGE」と名づけられている。アルコールの飲み方が心配な方はこちらのテストをやってみて欲しい。


Cut down


1.あなたは今までに、飲酒を減らさなければいけないと思ったことがありますか?


Annoyed by criticism


2.あなたは今までに、飲酒を批判されて、腹が立ったり苛立ったことがありますか?


Guilty feeling


3.あなたは今までに、飲酒に後ろめたい気持ちや罪悪感を持ったことがありますか?


Eye-opener


4.あなたは今までに、朝酒や迎え酒を飲んだことがありますか?


以上、4つの質問に2つ以上「はい」があれば、アルコール依存症が疑われ早めの受診を勧められている。


ご存知の通りCAGEは英語で「鳥かご」「おり」「捕虜収容所」といった意味があり、酒に人生を閉じ込められてしまう、アルコール依存症者の啓発には実にマッチした単語となっている。


 


■ LOSTの目的


これまでギャンブル依存症のスクリーニングテストにこのような簡便なものがなかったため、早速日経新聞さん(2019年1月3日電子版)にも取り上げて頂いた。また、著名な精神科医の斎藤環先生にもTwitterで「画期的」とつぶやいて下さっている。



▲写真 松本俊彦医師 出典:松本氏facebook


このLOSTの開発に関わって頂いた、国立精神・神経医療研究センターの薬物依存研究部部長の松本俊彦医師は、「LOST」の目的について「地域の保健機関でギャンブルの相談が来た時に、愛好家なのか治療が必要な方なのかを見分けるために簡単に使って頂けると思う。


また「一般のご家庭にある家族のギャンブルの問題が相談する必要にあるレベルかどうか、診断ではなく気軽に使って欲しいと思っている」「医療機関などでは逆にギャンブルの問題を幅広く取り過ぎていて、全然依存症ではない方を依存症のプログラムに入れたりということもたまに起きているので専門家にも愛好家との弁別に使って貰えたらと願っている」とも語っている。


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