トランプvsべゾス 対立と融和の愛憎
Japan In-depth / 2019年2月9日 23時0分
こうした経緯もあり、アマゾンは2月7日に、「低所得者層向けの再開発助成金は受けない」と表明する事態に追い込まれた。その中で、第2本社撤退の検討が伝えられたのである。
アマゾンが来なければ、カリフォルニア州のシリコンバレーのようなテクノロジーのイノベーションセンターになろうとするニューヨーク市の「夢」の基幹部分が壊れることになる。その弱みを、ベゾスCEOが突いている。その意味では、彼は「脅迫者」の立場にいる。
しかし、その脅迫が道義的に許されるならば、人工知能(AI)アシスタントのアレクサなどによるユーザーのプライバシー監視や侵害を非難されるベゾスCEOが、局部写真の弱みを握られて脅かされることは、道義的に問題ないということにはならないか。
このように、「被害者ベゾス」と「加害者ベゾス」、そして「トランプの敵としてのベゾス」と「トランプの政治に欠かせないベゾス」を比較検討すると、「トランプの政治に欠かせない政商ベゾス」や「プライバシーや地元開発の加害者ベゾス」が、彼の真実であるように思われるのだ。
トップ写真:ジェフ・ベゾス アマゾンCEO 出典:Seattle City Council
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