芸能界に転換点 ZIGGY森重樹一氏登場!
Japan In-depth / 2019年2月22日 13時9分
田中紀子(ギャンブル依存症問題を考える会代表)
【まとめ】
・芸能界の依存症問題の転換点となる森重さんの体験談。
・依存症やその患者への理解進まぬ日本。
・海外では依存症からの立ち直りは成長であり誇りでもある。
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今年の厚生労働省の依存症啓発事業は、省庁主催の啓発イベントとは思えない豪華で充実したラインナップとなっている。その中でもメインイベントとなっているのが、愛知県、大阪府、東京都で行われる、音楽ライブやトークショーで、2月17日(日)に第一弾となる愛知県でのトークショーが開催された。
出演者は、元Jリーガーの前園真聖さん、ロックバンドZIGGYのボーカル 森重樹一さん、お笑い芸人 濱口優さん、人気Youtuberせやろがいおじさん、国立精神神経医療研究センター精神科医 松本俊彦先生、ギャンブル依存症問題を考える会 田中 紀子、となっており、僭越ながら私も依存症の専門家という立ち位置で、末席に加えていただいた。
このイベントの第一部で、ロックバンドZIGGYのボーカル 森重樹一さんが登壇され、大ヒット曲GLORIAを含む2曲を熱唱された他、アルコール依存症からの回復者として、ご自身の飲酒が止まらなくなった話、γGTPが4ケタまでいったこと、鬱状態となり、どん底を味わったのち自助グループで回復するまでの体験をお話しされた。
▲写真 ZIGGY森重樹一氏 ©田中紀子
この話に、私たちは仰天し、かつ大きな感動を味わうことになった。まさに日本の芸能界の夜明け、大きな時代の転換点を迎えたと思う。かねてより日本の芸能界のターニングポイントはいつ来るのか?ファーストペンギンに誰がなってくれるのか?我々は大きな願いを込めて見守っていたわけだが、それがZIGGYの森重樹一さんだったのである。
日本では、長い間依存症問題について語ることはタブーであった。自分が、依存症者であり、どれだけの問題を巻き起こし、いかに回復していったか?という話は、同じ経験をした仲間内では語られていたが、時々メディアなどに取り上げられることがあっても、特殊な人の特殊な話、まさに「ダメ人間」「だらしのない人」としてしか扱われてこなかった。日本人の間では80年代に流行った人権侵害も甚だしいコピー「人間やめますか?」の価値観が、まさに依存症者そのものの姿と烙印を押され蔓延していったのである。
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